中絶と女性ホルモンの関係

人工妊娠中絶をするとき、知っておいていただきたいことのひとつに、女性ホルモンと中絶との関係があります。

スポンサーリンク

女性ホルモン自体は、中絶の如何に関わらず、常に女性の身体に影響を与えているものです。珍しいものではありません。

女性にとって大きな影響のある女性ホルモンの代表が、「エストロゲン」です。

これが常に、増えたり、減ったりを繰り返しているのが、女性の身体。もちろん、エストロゲン以外にも、さまざまな種類の女性ホルモンが

お互いに増減を繰り返しながらバランスを取ろうと必死になっています。

ところが、女性ホルモンの中には、脳の「視床下部」というところから分泌されるホルモンがたくさんあります。

この視床下部は、自律神経の中枢部分でもあるのです。ですから、女性ホルモンはストレスや神経の影響を非常に受けやすいですし

逆に、神経も、女性ホルモンからの影響を非常に受けやすい。

ホルモンバランスを取ろうとする気持ちとは裏腹に、実際にバランスを取るのは大変難しいことと言えます。

先ほどご紹介した、エストロゲンも、増えた減ったによって、気分が高揚したり、逆に気分が沈んだり、イライラしたり……と

女性の感情に大きな影響を与えることが既に知られています。

それは女性にとってはストレスになりますが、ストレスがかかったことによって、まだホルモンバランスがうまく取れなくなってしまいますから

より感情が不安定になって、悪ければ回復のきっかけを失ってしまうという、悪循環を生み出すこともあるのです。

時に、中絶をするときには、女性の心身にかかるストレスは、日常生活におけるそれとは比べものにならないほど、負荷の大きいものです。

大抵の女性にとって、妊娠するということ自体が不調の原因です。

どんなに、中絶を決意した妊娠であっても、妊娠期間中は、初期段階から辛いつわりに悩まされます。

めまいや吐き気、だるさといった不快感は、それだけでも大きなストレスであるといえるでしょう。

そして、何週間かの妊娠期間を経ての中絶……。妊娠しているという状態は、既にホルモンバランスが崩れている状態ですので

そこへ中絶という新しいストレスの要因が加わると、もとはどんなに健康であった女性でも、ホルモンの状態が元に戻りにくくなることは、容易に想像できるのです。

実際に、心理的な負荷を考えずに、女性ホルモンが妊娠前の状態に戻ることだけを考えてみましょう。

通常であれば中絶後に1~2ヶ月をかけて、女性ホルモンは妊娠前のバランスに戻ってゆきます。

これには個人差がありますが、基本的には中絶の期間が遅ければ遅いほど、長い時間がかかる……と考えてよいものです。

というのは、妊娠すると、ホルモンバランスは次々に変化し、妊娠前期の状態から中期、後期へ、そして単なる妊婦である状態から

育児をすることのできる状態をつくりあげていきます。

中絶は妊娠中期にかけて行われるものですが、その時期が遅ければ遅いほど、ホルモンの状態は非妊娠時とはかけ離れてしまうため

戻るためにも時間がかかると考えられています。

当然、妊娠前にあった月経は、中絶後、ホルモンバランスが元に戻るまでは訪れません。

そして中絶後、1~2ヶ月をかけてホルモンバランスが非妊娠時の状態に戻ることができると、排卵・月経が再開し、再び妊娠できる身体に戻るのです。

1~2ヶ月といっても個人差があり、短い方では数週間で排卵が再開しますので、「月経がないから」という理由で中絶後、安心して性交渉を行っていると

月経が来ないうちに排卵日にあたり、また妊娠……ということも実際にあります。注意して下さい、と言われるゆえんですね。

ところが、中絶後、1~2ヶ月が経過しても、ホルモンバランスが元に戻ることができず、月経が正常に再開しない場合があります。

すると、精神的にもバランスが崩れたままでは不安定な状態が継続してしまいますし

月経が再開しなければ次の妊娠をすることができず、いわゆる不妊の状態を招いてしまいます。

これは月経後の後遺症のひとつとしても上げられている、深刻な問題です。

月経が定期的に、正常に訪れるためには、精神的な安定と、ホルモンバランスの安定が必要です。

ところが、妊娠、そして妊娠の中断ということでホルモンバランスが乱れたことに加え、「中絶した」という事実によって女性の心が抱える大きな負荷によって

女性ホルモンの働きが元に戻りにくくなってしまうのです。

中絶後、月経の状態が正常に戻らない場合には、精神的なもの以外の合併症の可能性……

例えば、子宮内の癒着によって排卵が正常に行われない場合など……も含めて、施術を行ったクリニックでの受診がまず必要です。

多くのクリニックでは、中絶手術後、1ヶ月ほどして月経が来なかった場合には、クリニックを再受診するよう指導を行っているようです。

退院時にそのような指導がなかった場合でも、中絶後に月経が元に戻らないようなことがあれば

施術を行ったクリニックを訪れてまずは相談してみることを、おすすめ致します。

その後の対応につきましては、心身の状態によって差が出ることと思いますが、ホルモンのバランスを整えるための治療が行われたり

あるいは、心理的なストレスが非常に大きく、それによってホルモンバランスが大きく崩れていることがみとめられる場合には

産科のクリニックではなく、精神科など心の問題を取り扱うところでの受診が必要になることも多いでしょう。

とある調査によれば、中絶後に精神異常を訴える、精神科等の心理的なケアが必要になるケースは40%以上と報告されています。

しかし、中絶後の調査があった場合、調査に参加し回答を得ることができる確率さえ50%前後であるという現実もあり

心のケアの必要性はさらに大きいことが考えられます。

それは、中絶という経験の辛さを考えればむしろ当然のことと言えるかもしれません。

中絶後、ホルモンバランスが安定しないことが感じられた場合には、恥ずかしがることなく心の専門家に相談してみることをお勧め致します。

裏切り続けられて自暴自棄に。本当は安心が欲しかった叱って欲しかった女性の中絶体験談

こんにちは、咲、24歳です。

私は先月の3月23日に中絶手術を受けました。

その経緯を、この場を借りてお話しようと思います。

まとめるのが苦手なため、長文ですが、読んでもらえたら幸いです。

一昨年の12月から去年にかけ、お付き合いしてる人がいました。

そして、元彼、その人の友達兄弟2人、友達カップルと、よく遊んだり、出掛けたりするほどの仲になっていきました。

その時元彼に、人から見れば些細なことかもしれませんが、自分にとっては大きいな裏切りを受けました。

それがとても辛く、苦しかったのを覚えています。
それがきっかけとなり、元彼とは別れました。

みんな少なからず関与してたので、謝られました。
話し合いをし、結果許し、その後も普段通りに接していました。

その時元彼は本当に好きなんだと、付き合いを続けたいと話をしていました。
でも会えばごめんの後に続く言葉は、したい、触りたいばかりでした。

自分は精神的なのがいくつかあり、そしてすぐ体にでることから、仕事もできずにいました。

それに対しての家族の理解もなく、周りには相談もできなくて。

だからこそ、その人が、そのメンバーが、そんな自分にとっての、唯一の支えでした。

それを失ったことで、体ばかり求められ
『もうどうでもいいや』と、『自分なんて壊れてしまえばいいや』と、自暴自棄になり、彼と行為をしました。
誰にも相談できなくて、話せなくて、話したくて、寂しくて、苦しくて、行き場もなく、理解者もなく…

自分で行動がおかしくなっていってるのがわかっても、暴走を止めることができませんでした。

その後、別の人で前から気になってた、好きだから付き合ってほしいと言ってきた人がいました。
本気だと言われても、付き合ってほしいと言われても信、付き合うことを最初は考えました。
だけどその人とその人の友達にまで裏切られ、なにも信じられなくなりました。

10代の頃から、婦人科系にかかっていて、『子どもはできずらい』と言われていました。

『大事だから』『守るから』『支えるから『結婚したい』と、言うだけ言って、裏切られ。

そしてその間に、いろいろな事情により、友達兄弟のお母さんと、喧嘩になってしまいました。

原因は、完全にあちら側で、でも自分が悪者にされ、出禁をくらい、友達兄弟に、あの子と会うなと、また居場所がひとつなくなりました。

毎日泣き、体重も5キロぐらい減り、ストレスから頻発に倒れるようになりました。

そうなる前、避妊もせず、その人とも行為を数回しました。
寂しさや苦しさを埋めたくて。
それ以外での埋め方を、知らなくて。
家族にも見放され、周りにも見放され、愛情に飢えすぎて。
何処でもいいから、居場所がほしくて。

それが間違ってる行動だということくらい、最初からわかっていました。
でもそうなった時にはもう、いろいろな感情が壊れていました。

そんな中で、その人にも裏切られました。
別な女の人に会ってたり、元カノに会ってたりと。
仕事忙しいとかいって、実は遊んでたりと。

心の中でどろどろ渦巻いていたものが、弾けてしまいました。

そんな時、友達兄弟の弟くんのほうと、改め連絡とるようになりました。
最初は前の話になり、許してほしいとは言わない、友達カップルの人たちから話を聞いてたから、なにか力になれれば、と言われました。

その人のこととかを相談するのに、連絡取り合ったり、たまに会って話をしたりするようになりました。

そして、相手のほうから、実は元彼と付き合ってる時から気にはなってた、相談を聞いたり話してるうちに、私のふとした仕草を見て、好きになったと言われました。

頭も心も、がこんがらがってしまいした。
でも、弟くんに救われた部分もありました。

でも自分には、普通の人と違うとこがあって。

いろいろあって『好き』という感情そのものが、わかりません。

元彼もそれを知った上で付き合ってたし、その後に関係もった人にも簡易的に説明はしていました。
その弟くんも、私が元彼と付き合ってる時から、そのことは知っていました。

だけど、『好き』と言われたことにより、自分に対しての、存在の罪悪感がわいてきました。

会って、話して、たまにどっかでかけて。
一緒にいる間は、安心したりほっとしたりしました。
それでも家に帰ると、苦しくて居場所がありませんでした。

きっと、家族にないものを、自分は求めていたのだと思います。
親にも兄にもなにも話せず、いろいろ責められるために元彼と別れた、ということも、話せずにいました。

どんな形であれ弟くんの側しか、居るところがなかったのです。

その後弟くんが動いてくれたことで、お母さんが前の喧嘩のことを謝ってくださいました。

そこから、出禁が解消され、弟くんの家に行くようになりました。

そして一緒に友達カップルの家に、泊まりにいったりしました。

その間に付き合ってもいいのかな、と考えました。

でも元彼に、その次の人にされたことがあって

考えが前に進みませんでした。

自暴自棄になり、もういやだと心の中で思いながら。

その時に、弟くんと行為をしました。
お互いに求めるような形でした。

それから弟くんと数回行為をした後、元彼に貸してたお金を返してもらうために、会いにいった際、せまられ行為をしました。

そのことを、弟くんにも話しました。

それが1月下旬のことでした。

2月の最初あたりにぐらいに、体に症状がでてきました。

微熱、むかむか感、一番酷かったのは頻尿でした。

体調崩して熱でることもしょっちゅうだし、時期的寒いからかな、と思ってました。

生理予定日が、2月21日でした。

でも念のため検査しようと、検査薬23日に使いました。

結果は、陽性でした。

その時、頭が真っ白になりました。

その日弟くんと会う予定にしていたので、会って検査薬に陽性反応がでたことを話しました。

喜んでくれました。

産んでほしいと言ってくれました。

仮に元彼の子でも、俺は育てると言ってくれました。

その時の自分は、産むか産まないか、考えがまとまってませんでした。

でも話し合いするなかで『中絶したほうがいいのかもひれない…』と考えてました。

弟くんが、自分のお母さんに私が妊娠したことを話しました。

お母さんも、産んでくれと言ってました。

考えても考えても、答えがわかりませんでした。

次の日に、元彼にも妊娠したことを話しました。

そうか、とだけ言われました。

その次の日に、弟くんとお母さんと、病院に行きました。

検査でエコーを見た時、米粒ぐらいの大きさのがころっと小さく見えました。

その時に、『産みたいな』と、ふと頭をよぎりました。

でもそこからが、地獄でした。

最初に兄に話しました。

その後に親に話しました。

その日弟くん、そのお父さんとお母さんが私の家にきました。

ちゃんと話はしてました。

くるなら一人できてと。

でも3人できたことに対して聞くと、一人で行くといったけど、親がいくときかなかった、一人では行かせないと言われたと言われました。

家族間は完全にヒビが入り、毎日毎日いつも通りいつも以上の酷い言葉を言われ続けました。

弟くんは、最初は産んでほしいと言ってたのに

話し合いしようとすれば喧嘩はかりで

徐々にズレが生じてきました。

『産みたい』と思ったことを言う機会も作れず

『好きかどうかわからなくなった』と弟くんに言われ。

後にそれはいろいろ考えて、一緒にいたらいけないと思ってついた嘘だったと、本当はずっと好きだと言われました。

というのは、私の家族が大反対してたからです。

自分としては、体が弱く通院や入退院を繰り返したり、体調も崩しやすい体面のこと。

精神的に普通の人より耐性がつきづらく、傷つきやすいことが理由にもあげられますが、家族の主な理由は体裁、でした。

あとは仮に私たちが結婚しても、あっちの親と関わりたくない。と、言われていました。

そして跡取りの問題。

兄さんは跡取りには難しいから、と弟くんを跡取りにさせたいとお父さんとお母さんは言っていました。

だけど私には地元を離れたい理由があって、跡継ぎはしたくないときっぱり弟くんにも言いました。

それでもいいから一緒にいてほしいと、弟くんに言われましたが、弟くんのお父さんお母さんはあまりよく思ってませんでした。

それらがきっかけとなり、おろすことを決意しました。

あともうひとつは、私が妊娠したと報告した夜、弟くんんのお母さんがお父さんに『もし咲が○○の子どもできてたとしたらどうする?』と聞いたそうです。

その時に『咲の腹からでてくる子どもなんか見たくない』と言われたと聞きました。

嫌で嫌で仕方なく、妊娠してた同時、一番傷ついた言葉だと思います。

後になり、跡継ぎはしなくてもいいから、とも言われましたが、それなら最初に言ってほしかったと思いました。

家族にも毎日言葉の暴力で心を殴られて。『好きじゃなくなった』と言われて。

ずっと部屋にこもってました。毎日毎日泣いてました。

心に余裕なんて、こうなる前から、ありませんでした。

2回目の病院に親と一緒に行きました。エコーを見た時、中絶すると決めた気持ちが揺らぎそうになりました。

そこの病院では入院の手術しかやってなかったので、日帰りの手術ができる病院を探すことにしました。

診察室を出たとき、涙が止まらなくなりました。

自分で産む産まないと命の選択を決めた以上、どんな形であれ、揺らいじゃいけないと思いました。

『中絶する手術の日取り決めたから』と冷たく弟くんに言いました。

でも、本音を言えば…

好きだと思ってくれてたのであれば、一番辛かったあの時、支えてほしかった、側にいてほしかった。

独りにしないでほしかった。

独りが、辛くて、苦しかった。

それを他の誰でもない、一人にわかってほしかった。

『好きじゃなくなった』と言われたから、それならいっそこの子と一緒に死ねたら…と考えたりもした。

好きなら『好き』と言ってくれてたら、そこまで追い詰めて考えなくても答えひとつでよかった。

でも、それ以上に辛いのは、一番苦しいのは

『子ども』なんだってこと、わかってほしかった。

手術は、3月23日、全身麻酔で行われました。

かかった費用は約9万、いろいろ含めて約15万かかりました。

最後にエコーで子ども見たときに、胸がぎゅーと張り裂けそうなほど苦しくなったのを覚えてます。

目を覚ました時、現実と区別がつかないくらい、視界が歪んでました。目がぐるぐる回ってる感じでした。

その後追うように徐々にお腹が痛くなりました。

生理痛がめちゃくちゃ強いような、半端ない痛みでした。

最初に思ったのは、『ごめんなさい…』でした。

口に出して喋っていました。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいって、ひたすら声を押し殺し、泣きながら。

だけど、この気持ちは、男の人には絶対わからない。

体が傷つくのは、女のほうだから。

残るのも、女のほうだから。

だからこそ、安心がほしいから、手をぎゅってしてほしかったんだと思います。

手術が終わって、ぽっかりお腹にも心にも穴があいた気がしました。

満たされるわけでもない、でもお腹になにかいれてないと落ち着かなくなって、無理矢理食べ物を詰め込むようになりました。

処方箋ででた薬も飲まなきゃいけないから、余計にそう思ったのかもしれません。

でも、食べてることに罪悪感を覚えました。

『身勝手で、殺してしまったのに…』と。

それは他の私生活でも同じでした。

そして独りぼっちだと痛感して、もし産んでたらなにかちがかったのかな…とふと考え後悔したり、涙がすーっと知らず知らず流れてたりもします。

術後から1週間たち、再度病院に行き、エコーを見て空っぽになったその場所を見て、まるで砂がサラーっと流れてくような感覚になりました。

そして、なにもないようなら、治療はこれで終わりですと、でももしなにかあった場合にはまたきてくださいと言われ、治療は終了しました。

長々と書きましたが、これを読んだ方々にわかってほしいのは、もし、身近に異姓関係が荒れてたり

自暴自棄になり体も心も大事にできなくなっている、そういう人がいたら、手を差し伸べてあげてください。

そしてその手を取って、怒るのではなく、叱ってあげてください。

ただ傷つけるための言葉でなく、相手を想った言葉を相手に伝えてください。

表面的なものでなく、真相心理に近づいてあげてください。友達でも、家族でも、恋人てまも。

そうすればきっと…少しずつでもこいうことは、減っていくと、私はそう願います。

長文にお付き合いくださり、ありがとうございました、

中絶後の月経

人工妊娠中絶は、医学的にはそれほど難しい施術が行われるわけではない、と言われてはいます。

しかし、中絶することは女性にとって、大きな恐怖の対象であることは当然ですし、同時に中絶の後遺症についても様々取りざたされることは多いので

中絶後の生活に不安を抱く女性も、決して少なくはありません。

中でも、中絶後の月経がどうなるのか……ということについては、中絶の後遺症の筆頭に、よく「不妊」が挙げられることもあり

不安を感じる女性が多いことと思います。そこで今回は、中絶後の月経について、まとめました。

スポンサーリンク

人工妊娠中絶の手術後、いつ生理が再開するのか?

ということについては、まず、「個人差があるので一概には言えない」ことを理解しておいていただきたいと思います。

もちろん、平均的にいつ頃が多い、というのはあります。医療機関やクリニックなどで、中絶時に「これくらいで再開しますよ」とご案内をいただく場合もあります。

しかし、その時期はあくまでも、「これくらいに再開することが多いですよ」というだけで

あなたが必ずしもそれに当てはまるわけではありませんので、セオリーどおりにことが運ばなくても、必要以上に不安には思わないでくださいね。

中絶手術後、すぐに月経が再開しないといって不安を漏らす方がいらっしゃいますが、「すぐに再開」することはもちろんありません。

月経の再開時期は、初期中絶の場合は30~50日。中期中絶の場合には、もっと遅く、2ヶ月以上が経過してから再開することもよくあります。

これは、体内のホルモンバランスが中絶までにどれほど「出産・育児寄り」になっているか、ということによって左右されるものです。

つまり、妊娠前のホルモンバランスに戻るまで、どれくらいの時間がかかるのか、ということに懸かっています。

しつこいようですが個人差がありますので、不安になりすぎないようにしてくださいね。

また、一度は月経があったのに、次が思ったように来ない……という方もいらっしゃいます。

妊娠・中絶前の自分の生理周期を参考に、「そろそろ来るはず……」と思っているのに全くその予兆がない、というタイプです。

実は、人工妊娠中絶の直後は精神的にもストレスがかかりやすく、ホルモンバランスの面でも安定しているわけではありません。

つまり、きわめて月経不順が起こりやすい状態なのです。自分の身体がそのような不安定な状態なのだ、ということは理解しておきましょう。

さて、ところで、月経が来ないということについて、どうして皆さんそれほど不安になるのでしょうか?

それは、冒頭に挙げましたような「人工妊娠中絶によって不妊になるのではないか」という、中絶の後遺症に関連したものとは別に、次のような理由があります。

「中絶して、月経が来る前に、次の妊娠をしてしまったのではないだろうか……」

この不安、実は、中絶直後には、不妊の不安よりもずっとずっと大きなものです。

産めないから、中絶する結果になったのに、またすぐに妊娠してしまったらどうしよう……。実は、インターネット上でも、そのような相談を多く見かけます。

女性は中絶を境目に、パートナーを失うことも多いですが、そうでなかった場合は、別の不安を抱えて中絶後の月経を待たなくてはならないかもしれません。

中絶をした女性であっても、排卵にあわせたタイミングで性交渉があれば、再び妊娠する可能性があるのです。

中絶後の月経は30~50日と言われてはいますが、そのうちのどこで排卵となるかは、本人の女性でさえもわかりません。

中絶後の不安定なホルモンバランスでは、基礎体温も、排卵日を推測する役には立ちません。

そのような状態であるにも関わらず、パートナーの求めに応じて性交渉を持ってしまったりすると、月経の再開がいつになるのか、とても気になりますね。

予定の30~50日を過ぎても再開しない場合は、もしかしてまた妊娠してしまったのではないか……と、強い不安が女性を襲うことになります。

強い不安は、精神のバランスを崩させ、ますます月経が遅れてしまう原因になるかも知れません。

もちろん、個人差によって月経の再開が遅れる場合もあるでしょう。しかし、月経の再開前に不用意な性交渉があった場合には、妊娠の可能性は否定できません。

特に、出産後にも言われることですが、中絶後、胎盤が子宮の外に出た後だと、子宮内部が大変きれいな状態になっていますので、受精卵が着床しやすい……

つまり、妊娠しやすい、といった説もあるのです。

こうした可能性もあるため、予定されていた30~50日を過ぎても月経が再開しない場合には中絶手術を行ったクリニックを訪れ、一度診察を受けてみることをお勧め致します。

もちろん、性交渉が原因ではなく、何らかの理由や個人差によって月経の再開が遅れている場合にも、適切な処置や、アドバイスを受けることができますよ。

中絶後もパートナーがおり、性交渉の可能性があるのならば、低容量ピルの使用を検討してみてはいかがでしょうか。

ピル自体は、服用終了後に妊娠を妨げるものではありませんので、推奨することのできる対策のひとつです。

男性の中には、中絶を要求しておいて、その直後の性交渉で避妊を怠る人も残念ながら少なくありません。

それでいて月経まで大きな不安とストレスを抱えるのは女性だけです。

結局、自分の身は自分で守るしかない、という一面も。中絶を切っ掛けに、避妊のこと、それから長い目で見て

パートナーが本当にあなたのことを大切にしてくれているのか……ということも含め、よくよく考えていかれると良いですね。

中絶後の性行為

工妊娠中絶を経験した女性にとっては、辛い部分もありますが目をそらすことのできないのが、中絶後の性行為についての、あれこれです。

中絶によって、パートナーとの関係が壊れてしまう場合もありますが、そうはならずに中絶後もパートナーとの関係が続く場合には

相手の考え方の次第によっては、中絶後すぐに性行為をしてもいいのか? ダメなのか? と悩まなくてはならないことも生じてきます。

中絶後の性行為についての注意点などをまとめましたので、読んでみてくださいね。

まず、多くの方が疑問に思うのが、「中絶後、性行為はいつからしてもよいのか」ということです。

スポンサーリンク

これは、最短でいつから可能か……という意味でしたら、中絶後の出血が止まれば可能である、と言うことはできます。

中絶後には出血や、中期中絶の場合には悪露が出てくるという現象がありますが、初期中絶でしたら2週間前後

中期中絶の場合には1ヶ月弱すると、そうした出血や悪露は大抵止まります。

もちろん、個人差によって、その期間が長い短いは多少ありますが、その術後の出血が止まれば、性行為自体は「できます」と言ってもよいでしょう。

但し、ここで気をつけていただきたいのは、手術後の妊娠です。

中絶手術後は、一旦妊娠した後ですから、基礎体温法などの避妊方法はまず役に立ちません。

いくら基礎体温を毎日計測しても、ホルモンバランスが崩れた状態ですので、周期も安定せず

どこが排卵日でどこが安全な日なのか、判断することは大変難しく……というよりも、ほぼ不可能になっています。

妊娠した、中絶したという経過がなくとも、基礎体温による避妊は不確実なことが多いのです。

中絶後に基礎体温を測り、避妊をしているつもりになっても、それは「避妊をしていない」ことと同じだと思ってください。

そうなると、最も懸念されるのが、「中絶後の、再びの妊娠」です。中絶手術後、出血が止まったからといって、基礎体温に頼ったり

あるいは全く避妊をせずに性行為を行っていると、知らないあいだに排卵が起き、受精してしまい、月経再開前に再び妊娠してしまう……ということも十分にあり得ます。

このような話を聞くと、中には「まさか! そんなあほな」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、現実的に多い事例だからこそお話しているのです。

諸説はありますが、出産や中絶をした後には、子宮の古い組織が体外に出されて子宮内がキレイになっているので

出産前や中絶前に比べて妊娠(受精卵が着床)しやすい、ということも言われています。

実際に、妊娠しやすいかどうかの体質ということもありますが、中絶手術後にすぐ妊娠し

それも中絶したのにまたすぐ妊娠……と、中絶を繰り返してしまう方がいらっしゃるのも事実です。

従って、望まない妊娠をしたから中絶したのに、その後すぐまた、望まない妊娠をした……というような事態を避けるためには

「出血が止まったから、性行為をしてもよい」という考え方はあまりお勧めすることはできません。

もちろん、身体的には大丈夫なのですよ。出血が完全に止まれば、子宮や膣の機能もある程度回復します。

しかし、やはり多くのクリニックや専門医が、「まずは最初の月経が来るまでは、性行為はおすすめしない」というスタンスをとっています。

そして、最初の月経が来たからといって、基礎体温などの確実性のない方法に頼らず、「避妊をしっかりする」ことも、忘れてはいけません。

残念なことですが、男性の中には、避妊をきちんとしない人、したがらない人、する、したと言い張ってもしっかりしていない人や

すると言うのにいざとなったらしない人……様々な人がいます。

必要だったら避妊をするけど、中絶後すぐはどうせまだ月経が来ないから、避妊はしなくても大丈夫だよね?

と考えている男性もいるはずです。そして、それが最初の排卵日近くにあたってしまい、月経が来ないうちに次の妊娠を体験した女性もまた、少なくはないのです。

女性として必ず覚えておかなくてはならないこと、それは、「最後、自分を守れるのは、自分しかいない」ということ。

パートナーの男性が、あなたを守ってきちんと避妊してくれる人ならば、それでいい。

しかし、もしもそうでなかったとしたら、あなたにはパートナーとお別れするか、そうでなければ、自分で自分を守るしか、方法がありません。

再び人工妊娠中絶をするのを避けたければ、あなたか彼か、あるいは双方が、きちんと避妊をするしかないのです。

ところが、中絶の苦しみを味わうのは女性だけです。

相手の男性は、お財布は打撃になるかもしれませんが、麻酔をかけられるわけでも、身体の中をかき回されるわけでも、陣痛の痛みを味わうわけでもない。

だから、男性の側には、再び中絶をするのなんてイヤダ! という意識はあまり強くはありません。自分を守りたければ、自分で守るしかないのです。

女性ができる避妊の方法は、いくつかあります。たとえば、各種ピルの服用。体質に合ったものを医師と相談してください。

あるいは、IUD(避妊用リング)といわれる、膣内に装着するタイプの避妊具。

ピルと違い、飲み忘れて効果がなくなることがないのが便利ですが、避妊率が100%ではないことと

2年に1度ほど、きちんと装着できているか、癒着などが起きていないか、医師の診察が必要です。ピルでもIUDでも、服用をやめたり

IUDを外したりすれば、妊娠できる身体に戻ることが可能なので、担当医師とよく相談するとよいでしょう。

男性側のできる避妊には、コンドームなどの他に、パイプカットという方法もあります。

ただこれは、女性を妊娠させられる身体に戻ることは難しいので、よく検討されることをおすすめします。

いずれの場合でも、中絶後の性行為については、「今度は妊娠しても大丈夫!」となるまで、必ずきちんと避妊をすること。

中絶手術から何週間が経過したかは、基本的に関係ありません。

避妊できていない場合には、月経がみられなくても、いきなり排卵日にあたって妊娠してしまう可能性があることを、決して忘れないでくださいね。

中絶後の痛み

人工妊娠中絶をするにあたり、中絶の後遺症の問題からは目をそらすことはできません。

中絶の後遺症には様々なものがあり、特に問題視されることが多いのは、「人工妊娠中絶」という至って人工的な施術により

子宮や子宮頸管を傷つけることであったり、その結果として起こる可能性のある不妊の症状などです。

そうしたことに比べれば注目度は低いのですが、中絶後には痛みが伴うということも、中絶の後遺症のひとつとして心に留め置いていただきたいのです。

中絶後、後遺症としての痛みとは、どのような種類のものがあり、原因は何なのか、お話したいと思います。

スポンサーリンク

身体の痛み、腹部の痛み

中絶手術後には、下腹部に痛みを覚える方が大勢いらっしゃいます。

このことによって、中絶手術に何か不備があったのではないか、と心配になることも多いのですが、痛みだけで「手術が失敗した」などと判断するのは早計です。

中絶手術では、子宮内の妊娠に伴う組織を取り切ることはできません。これは通常の出産、分娩であっても同じことですが

必ず子宮内にはある程度の組織が残り、それを2週間~1ヶ月かけて、ゆっくりと自然に外に出していくことになります。

ですから、中絶手術後は、数週間にわたって微量の出血があるのが普通です。

中期中絶の場合には、より分娩に近い手術が行われますので、やはり最低でも2週間近く、悪露と呼ばれる、子宮内の残留物が体外に排出され続けるのです。

その際、不要物を子宮内から外に出すため、かつ、身体が妊娠前の形に戻ろうとする自然現象のために、子宮は収縮します。

つまり、妊娠のために伸びていた子宮内の組織が、風船の空気が抜けたように、縮もうとするわけです。

さらに、出血を止めたり、子宮の戻りをよくするために、手術後には子宮収縮剤が処方されます。

収縮の動きが急激であるために、身体は痛みを感じるのです。中絶手術を行った後に、下腹部に痛みがあるのは、むしろ当然のことであると言えるでしょう。

子宮収縮の痛みは、時に眠れないほどの疼痛になることがあります。ただ、うずくような辛い痛みであっても、激痛ではありません。

万一、子宮の内部に、残っていてはいけない組織が残っている場合や、感染症を起こしたような場合には

出血量が大出血といえるほど多く、かつ、痛みも疼痛とは呼べない、激痛となります。

妊娠週数が早すぎる状態で中絶手術をすると、子宮内の組織に取り残しが生じ、大出血になる可能性も比較的高いようですが

このようなときには慌てず、かつ放置せず、迅速にクリニックに受診することが大切です。

ちなみに、大出血ではなく、痛みも疼痛で、出血量も少ない生理程度の場合には、子宮収縮のための痛みで

異常ではないと考えられますが、それでも痛くて眠れない、休息できないなどの場合には、受診すると痛み止めを処方していただけます。

心配なときや、身体が辛いときには遠慮せずに受診、相談しましょう。

心の痛み

人工妊娠中絶を行うとき、もちろん身体的な痛みにも留意が必要ですが、より疎かにしていただきたくないのが、心の痛みに対する配慮です。

普通の、よくある悩みごととは違い、人工妊娠中絶の場合は、必ず相手がいるというのが特徴のひとつです。

女性一人で妊娠することはありません。

望まない妊娠であれ、望んだ妊娠を男性の都合で堕胎するよう迫られた場合であれ、妊娠には必ず、本来でしたら悩みを共有すべき相手が存在します。

中絶は、女性にとっては、体内に外から器具を入れ、その中をかき乱される行為に他なりません。

初期中絶、中期中絶を問わず大きな精神的負担を強いられるのです。

そのときに、共に乗り越えるべきパートナーがいるのか、それとも、そうでないのか……は、中絶をする女性にとって最大の問題であると言っても良いと思います。

妊娠のパートナーが、中絶に付き添ったり、女性を労る言動がある場合は、女性の精神的な負担は比較的少なくて済むようです。

中絶の後遺症として、精神的な問題を抱える可能性も、そうでない場合に比べれば低くなっています。

一方で、パートナーに裏切られた、妊娠を切っ掛けに別れることになってしまった……などの場合には、女性には非常に辛い心の負担がのしかかります。

妊娠、そして中絶といったことは、誰にでもおいそれと話せることではありません。

パートナーと共有し、共に悩んだり、共に胎児を悼んだりすることのできない女性は

一人でその重さを抱え込み、悩み落ち込んで、心の負担を大きくしてしまうことが多いのです。

中には、PAS(中絶後遺症候群)といって、中絶とそれに関連する一連の出来事、場所などがトラウマとなり

人と関わるのを避けたり外出を避けたり、抑鬱の症状を呈する場合もあります。

パートナーと心の負担を共有できない場合には、中絶をする女性には何より

身近な方、ご家族、ご両親、親しいお友達、誰でも良いので心許せる方に心の内をお話し、辛さを吐き出すことをおすすめしたいのです。

むやみに隠してはいけません。あなたの負担を、あなただけの秘密のものにしないで下さい。どうしても、周囲の方には明かせないという時には

遠慮なく心理カウンセラーなどを訪れ、カウンセリングの力なども借りることです。

一旦PASの方向に傾けば、人生そのものが意図しない方向へ、坂道を転がりはじめる可能性もあるのです。

また、もしも身近な方、ご家族お友達が中絶をしたことを知ったというときには

ぜひ広い、あたたかい心で、その方の心の疲れを見守ってさしあげていただきたいと思います。女性ならばどなたも、したくて中絶をするという方はいません。

そして、もしもパートナーが中絶をするという男性の方がいらっしゃったら、何としても手に手をとって、女性の負担を少しでも理解しようと努めてくださいね。

人工妊娠中絶に伴い、辛い、痛い思いをするのは九分九厘女性だということを、お忘れなくお願いしたいと思います。

中絶手術後の出血

人工妊娠中絶を行うとき、予備知識がなければ、うっかり「手術をしたら、次の日には妊娠前の身体に戻れる」と思ってしまいがちですが、現実はそうではありません。

中絶手術には、必ず出血が伴います。ただ必ず出血が伴うといっても

「あたりまえの、起こるべき出血」と、「中絶後の子宮の状態の危険を知らせる出血」とがありますので、これは区別できるようにしておきたいものです。

そこで、今回は、中絶手術後の出血について、お話させていただきたいと思います。

スポンサーリンク

中絶手術後には、出血があって当たり前

中絶手術は、子宮内の組織を剥がす行為です。

ある意味では、通常の出産も同じことで、出産の場合には、悪露と呼ばれる子宮内の残留物が出血となって、産後1ヶ月ほど続くことになります。

中絶の場合には、やはり子宮の残留物が必ずあることや、子宮内の細かい傷などから出血するため、10日~2週間の間、出血が起こります。

この期間や出血量、出血のタイミングには個人差があり、一概に、2週間が経てば出血は止まる、とは言えません。

やはり、通常の出産と同じように1ヶ月ほど出血がある人も珍しくはありませんし、手術後3日間は全く出血がなく、4日目から2週間ちょっとの間出血したという人もいます。

出血量も、日によって少ない、ほとんど出血しない日があったかと思えば、昨日の分? と思えるほど出血する日もあったりと、出血量にムラができる人もいます。

この出血に伴って、子宮が収縮し、妊娠前の身体に戻ろうとするために、生理痛に近い痛みが生じますが、疼痛、鈍痛であれば基本的に心配はいりません。

クリニックによっては、術後10日しても出血が止まらなかった場合には、一度受診しましょう……というところもありますので、その場合は医師の指示に従ってください。

なお、中絶手術後には、2週間ほどで月経が再開することも多くあります。

月経の再開までの期間も、個人差のあるものですが、中絶手術後に出血があり、そのまま月経の出血が起こるために

一旦出血量が減ったように見えて、また増えて出血が止まる、というケースもありますので、覚えておきましょう。

中絶手術後、月経がいつ再開するかは誰にもわかりません。

いつの出血が月経の出血かもわからず、ホルモンバランスが崩れた状態が続きますので、基礎体温もまたアテにはなりません。

結果、中絶手術後に出血がしっかり止まらないうちに性交渉を持ち、月経が来ないうちに妊娠してしまうこともあります。

手術後の出血が止まった、月経が来た……としっかりわかるまでは、避妊のない性交渉は避けるのが無難です。

それから、手術後の出血が問題ない場合であっても、「大丈夫だ」と油断をして、アルコールを摂取したり

激しい運動をしたりすることで、出血量が増えることもあります。

念のため、手術後の出血が完全に止まったと確認できるまでは、アルコールや激しい運動は控えたほうが良いでしょう。

このほかにも、人工妊娠中絶の後は、身体的に負担も大きく抵抗力も落ち、また子宮内部に細かい傷もあることから、感染症に罹りやすくなっています。

これを防ぐために、出血のある間は、生理用のナプキンを使い、こまめに取り替えるなど、清潔を保つ工夫をしましょう。

異常出血の場合は痛みも要チェック

さきに述べました、あって当たり前の出血の場合は、だらだらとした出血が続く印象ですが、明らかに出血量が多い

多量の出血が続くというときには、迅速にクリニックを受診しましょう。体内で傷ができたり、何らかの感染症が起こっている可能性が否定できません。

子宮が収縮する際には、疼痛、鈍痛といった、生理痛が強くなったような痛みが腹部を襲いますが

異常出血の場合には、痛みもまた疼痛や鈍痛ではなく、「激痛」と言うべき痛みになります。

慌てる必要はありませんが、軽視せずに迅速に、クリニックを受診してください。

もちろん、痛みの強さや、現れ方にも個人差はあります。普段より多い出血、普段より強い痛み……といったものは要注意のサインです。

中絶を繰り返している人は、場合は注意が必要

もちろん、したくてするのではないのが、中絶です。

個々人に事情はありますが、何らかの理由で中絶を繰り返している人、2度目以降の中絶を行ったという方は、中絶手術後の出血に対して、なお注意が必要と言えます。

その理由のひとつが、傷の治りにくさ。子宮の内部に最初の中絶で傷をつけた部分に、次の中絶手術で傷をつけてしまうと、出血は止まりにくい傾向にあるようです。

これは子宮だけが特殊なのではなく、子宮以外の場所でも同じこと。

一旦傷ついた部分の皮膚は伸びにくく、次に傷がついたときには血が止まりにくくなります。中絶の際にも、二度目以降の傷は出血の原因になることがあるのです。

また、中絶の傷が治りきらないうちに、次の妊娠、中絶を行っているという理由もあります。

一度中絶を行い、子宮の内部が傷つきますが、それが完全に回復しないうちに次の妊娠を迎え、中絶する方もいらっしゃるかと思います。

中絶手術後は、出血が不規則ですし、いつ排卵や、月経が開始になるかもわかりません。

一方で、子宮の内部が中絶によって一旦リセットされ、子宮内部の不要物などが排除されますので、受精卵が着床しやすいのも事実です。

よって、中絶後にきちんと避妊をせずに性交渉を持ちますと、月経が確認できる前に、次の妊娠が発覚し

一度目の中絶から期間を置かず、もう一度中絶手術を受ける人も少なくはありません。

こうしたケースでは、再手術後も、子宮が順調に回復せず、1ヶ月以上、出血が続くことがよく見られるのです。

中絶後の出血については個人差があるものの、出血が長引く原因も一部にはあることがお分かりいただけたかと思います。

中絶は、手術の過程で胎内に細かい傷をもたらす可能性が否定できません。

子宮にきちんと回復できる時間を与えてあげられるよう、女性の身体の安全を考えることも大切なのです。

中絶後の精神的影響

人工妊娠中絶には、それを行う女性にさまざまな影響がありますが、身体的なものだけではなく、精神的な影響も十二分に心配されます。

中絶後の女性の精神的な影響は、パートナー……あるいは、妊娠するに至った相手の男性……

と中絶後にどのような関係を築いているかによって、大いに左右されるといえます。

たとえば、実際に結婚生活を営んでいる相手と、年齢(高齢出産など)や子どもの数、あるいは胎児の障害などを理由にやむを得ず中絶を行った場合には

中絶後もパートナーが精神的な辛さを支えてくれることが多いですので、乗り越えることのできる可能性が高くなります。

スポンサーリンク

一方、妊娠・中絶を機に、付き合っていた相手と別れることになった場合や、結婚の予定であったのに

妊娠したことによって男性側が、結婚や、中絶をする女性から逃げる姿勢に転じた場合には、女性のショックも大きく、精神的な影響も長引くことが考えられます。

まして、妊娠に至ったけれども、相手が分からない、相手が行方不明……といったような、デリケートな事情がある場合には

中絶をする女性の精神的な辛さもひとしおといえるでしょう。

中絶後の精神的な影響は、実に多岐にわたります。最も心配されるのが、PASと呼ばれる、PTSDの一種で、中絶後遺症候群と呼ばれるものです。

ある研究によれば、中絶手術を上受けた女性のうち、PASに苦しむのはおおよそ20%前後とも言われています。

決して少ない確率ではありません。PASの症状を来すかどうかは、先述のように、中絶後のパートナー(男性)の態度にも大きく関わっていると言えます。

PASにもさまざまな症状があります。無気力という形でその症状があらわれることもあれば、自殺・自傷を考えるなど自暴自棄になることも。

また、中絶の辛さを忘れようと、喜怒哀楽の感情を鈍麻させてしまったり

それまで持っていた人間関係、友人関係を、パートナーや赤ちゃんのことを思い出すからといって断ってしまったり

中絶手術を受けたクリニックの周辺、あるいはパートナーとの思い出の場所に行けなくなることもあります。

いずれの場合もこれはストレス症候群の一種ですので、カウンセリング等の適切な加療が必要です。

PASと診断がつかない場合でも、中絶経験のある女性は、自殺を考えることが非常に多い、ということがわかっています。

ある統計によれば、自殺を考える女性は、中絶を経験した女性のうち6割にものぼります。

それを実行に移すのは3割程度で、特に自殺未遂に至るのは、10代の若い女性であるということも言われています。

これらが、中絶後、女性の生命に関わる最も重大な精神的影響であると言えるでしょう。

このほかにも、例えば、性的な機能が精神的に働かなくなる、という影響もあります。

中絶後、男性との性交渉に喜びを感じられず、嫌悪感を抱く。快楽ではなく痛みをおぼえる。

あるいは、男性そのものに対する嫌悪感が生じることがあります。

この傾向は、短期間で元に戻ることもあれば、数年、十数年……と長引くことも。

また、こうした感情が逆転してしまい、乱れた性生活を送る女性も、中にはいるようです。

また、喫煙や、アルコール・薬物乱用といった問題も浮上しています。

中絶によって得た心の傷を、何かで埋めようとするのですが、喫煙やアルコール、薬物などで消えるものではありませんので

徐々にエスカレートし、乱用状態に陥ります。健康被害の報告も多いのです。

意外に思われるかもしれませんが、女性の中絶経験は、次に生まれた子どもに対する児童虐待の可能性に繋がっていると言われています。

さらには、次に妊娠した胎児を中絶する可能性も大きく、一度中絶をした女性のおよそ45%が、二度目以降の中絶を行い

中絶を繰り返すパターンを持っていると報告されているのです。

何故、児童虐待の確率が増えたり、中絶を繰り返すことになるのか、その具体的な原因は不明ですが、一説によれば、生まれた子どもを虐待したり

あるいは自分にもう一度中絶手術を受けさせることで、自分自身を罰しているのではないか……ということも言われています。

人工妊娠中絶を受けた女性の多くが、自分自身に対し、大きな罪の意識を感じて、多かれ少なかれ、それに苛まれます。

PASであったり、自殺願望なども、原因の最たるものはこの、罪の意識に他なりません。

中絶を行うと、それまでの事情がどんなものであれ、女性には「生きていけるはずの胎児を育ててあげられなかった」という気持ちが生じ

これがさまざまな精神的影響の原因のひとつになっているのです。

パートナーの男性が、女性の思いを理解し、支えようとする姿勢を見せればまだ良いのですが

全くその姿勢がなければ女性は一人でこれを背負うことになり、精神的な影響も大きく、また長引くことになります。

人工妊娠中絶は、マスクをした見知らぬ他人に器具を使って、自分の内部に侵入され、内部を引っかき回されて

痛みを与えられる行為である……という中絶経験者もいます。

とらえ方ひとつではありますが、中絶手術が女性にとって大きなショックであり、心に負担を与える行為であることは間違いありません。

中絶後、精神科などをたずね、精神安定剤を処方してもらう女性は多いものですが

辛いときには是非、そのように処方をお願いするなり、カウンセラーにかかるなりしていただきたいと思います。

あの子に会いたい。中絶手術後後悔が押し寄せる

3日前に中絶しました。20歳大学生です。
彼氏は2つ上で、4月から就職でとても遠距離になってしまうという中、
2月のはじめに、子供が出来たら俺についてきてくれるか?と、二人とも泣きながら、避妊せず行為をしました。

そのとき、初めて、本当にそうなればいいのにと思ったことを強く覚えています。
私は妊娠しづらい体質であり、いままで2年間ゴムをつけずに行為をしていましたが生理が遅れることなど一度もありませんでした。

スポンサーリンク

その二週間後、遠距離になると寂しい思いをさせるからと、彼から別れを告げられました。
予定では14日に生理がくるはずだったのに、3月に入っても生理がこない。

まさかと思いつつ検査薬を3月3日に買いました。くっきりと陽性反応が出ました。すぐに元彼に電話すると、二人とも嬉しくて泣きました。
ですが、彼は社会人一年目になる前。私も大学生。大学を辞めて結婚するなど考えられず、2人で話し合い中絶することにしました。
そのときはまだ、自分の子供がいる実感がありませんでした。
2人で病院に行き、エコーにうつる赤ちゃんを見て、何時間も泣きました。かわいい。

まだ、豆みたいな形だけど、生きているんだ。私の子供なんだ。苦しかったけど、正しい選択なんだと思って、中絶手術の申し込みをしました。

手術の前日、怖くて、悲しくて、ひとりでずっと泣いていました。彼氏は友達と飲みに行っていました。
当日は、ひどく眠たかった。人生で感じたことのないほどの眠気。

病院について、ラミナリアを入れて、ベッドの上で待機しているとき、怖さも悲しみを忘れて深く眠っていました。

手術室にうつって台に座った瞬間から、麻酔をする前に眠ってしまったと思います。

本当に怖いくらい眠たくて、、、赤ちゃんが私の恐怖心を消すためにしてくれたのかな、なんて都合のいいように考えています。
目がさめるとベッドの上。夢のようでした。どこも痛くもない。本当に手術したの?これから?と思ったけど、お腹にはもう赤ちゃんはいない。

もう会えないんだ。と思うと涙が止まらず、その日は一晩眠れずにエコー写真を抱きしめてずっと泣いていました。

私はこんなに痛みも感じず、目にすることもできず、我が子は違う世界に行ってしまった。寂しい。ごめんね。会いたかった。会いに行きたい。死にたい。

それから、寝るたびに自分が妊娠している夢を見ます。ずるい。起きると、夢の中の自分が憎くて、泣く。ずるい。返して。
お金を払ってまで自分の子供を殺すなんて、なんてことをしてしまったんだろう。
会いたくて仕方がないです。学校なんて辞めて産めばよかった。なんで気づかなかったんだろう。
いまはなにも考えられていません。何もかもがどうでもいい。学校もバイトも。
いますぐに妊娠したい。戻ってきてほしい。それしか考えられなくて、何も手につきません。
一人で部屋にいると、なにもできない。食べることも、考えることも。夜も電気が消せない。
この状態から抜け出せる日が来るのか、わかりません。
費用は8万7000円ほどでした。痛みは最初から最後、いまのいままで何も感じません。それがまた私を苦しめています。

中絶で不妊になる可能性

人工妊娠中絶に関連して、よくささやかれるウワサ。

多くの人が知っているウワサ。でも、何が真実なのかは、実は多くの人が知らないままのウワサ……。

そんなウワサのひとつに、「中絶をすると、不妊になる!」というものがあります。

一度、中絶をすると、次からは二度と妊娠できないのだ、と思うような女性もいますので、これはなかなかに深刻な問題です。

ここでは、人工妊娠中絶と、不妊との関係を、詳細にみていきたいと思います。

スポンサーリンク

中絶で「不妊になる」の? それとも、「妊娠しやすく」なるの?

中絶をすると不妊になる、ほどではないのかもしれませんが、「中絶をすると、次の妊娠がしやすくなる!」という説もまた

非常にまことしやかにささやかれているウワサのひとつです。

ふたつの説は、「妊娠しなくなる」というものと、「妊娠する」というもの、つまり全くの真逆の意味を示しているだけに

情報が錯綜し、結果として、特に女性たちの間では、なにが真実なのかわかりにくくなってしまっている、というわけなのです。

それでは、真実はどちらなのでしょうか?

答えは。「どちらも本当です」。中絶をした女性の体質が、どちらに近いものとなるかは、誰にもわかりません。

中絶することによって、妊娠しやすくなってしまう方もいれば、逆に、次の赤ちゃんを授かるまで非常な苦労をなさる方もいらっしゃる、ということですね。

中絶することによって妊娠しやすくなる、という説にも一理はあります。

この原因は、出産をすると、次の妊娠をしやすくなる……という人がいることと、共通しています。

つまり、中絶や出産をすることによって、女性の胎内ではそれまで存在していた古い胎盤などが排出されてしまい

子宮の中が一時的にキレイになる、という現象が起こります。すると、受精卵が着床しやすくなります。

妊娠は、いつするか分からないものですが、妊娠するはずの時期に性交渉を行ったからといって、実際に妊娠するとは限りません。

それは、卵が受精していても、着床せずに流れていくことが割合に多いためなのです。

しかし、子宮内がスッキリしていると、そのぶん受精卵にとっても、着床しやすい環境が整えられる……ということがあるようです。

結果として、中絶の後に、不妊どころか、妊娠しやすくなってしまう人もいます。

それで、中絶後の、月経が不安定な時期に、避妊の不完全な性交渉を行い、再び妊娠してしまい再度の中絶……というケースが後を絶たないのです。

しかし、逆に、噂にささやかれる通り、中絶によって不妊の症状を抱える方も、たくさんいらっしゃいます。

中絶をするということは、外部から胎内に器具を挿入し、施術を行うという行為です。

もちろん医師の側でも細心の注意をはらって施術を行うものですが、中絶手術によって子宮内に小さな傷が出来てしまい

この傷跡が、のちの妊娠、受精卵の着床を妨げることで、不妊になるというケースが報告されています。

子宮の内部が癒着してしまった場合、この症状にはアッシャーマン症候群という名前がつけられており

子宮内膜が正常に育成されなくなりますので、やはり受精卵が着床しにくくなってしまうのです。

また、手術の後遺症のひとつとして、卵管が塞がってしまったり、癒着を起こすことによって、正常な排卵ができていないケースも考えられます。

これは、レントゲンの検査をしなくては、癒着しているかどうかはわかりません。

痛みを伴う検査でもありますので、「不妊かも……」という不安だけの段階では、なかなかこの検査は行わないのです。

結婚後に定期的な性交渉があり、それでもずっと妊娠しないというようなときに、はじめて行うことが多いようです。

いずれの場合も、中絶手術を原因のひとつとする、不妊の問題と考えられます。

中絶手術でなくても、そのほかの病気等に起因する子宮内の手術等でも、これらの症状は確認されているのですが

症状の如何によっては治療法もありますので、不妊状態で中絶をした経験があるからとあきらめたり、落ち込むようなことではないと言えるでしょう。

もうひとつ、大切なのは、中絶の経験があると、精神的に不妊状態になることがある、ということです。

子宮内の癒着などは、身体的なことが原因での不妊なのですが、過去の中絶に強い罪悪感を持ったり、性交渉を忌避したり、性交渉は行うことができても

妊娠に対して嫌悪感があったり、それから、不妊であることがわかっても、積極的に不妊治療をすることができない……

などといった、精神的な不妊傾向があることも確認されています。

中には、中絶後、赤ちゃんを授かったとしても、過去の中絶の罰として、せっかく授かった赤ちゃんをまた中絶してしまい

それを繰り返す……という、中絶のスパイラルに陥っている人もいます。

こうしたケースはもちろん、身体的に妊娠できないわけではありません。

ただ、心に重荷を抱えてしまったがために、妊娠を継続することができないのです。

もっとも、一度の中絶で必ずしも不妊になるわけではありませんが、中絶を繰り返すことで、子宮内に小さな傷跡が増えたり

癒着の箇所が増えてしまい、結果として身体的な不妊の確率を高める、といったことは言われています。

中絶後に不妊状態を訴える人の中で、二回以上の中絶手術を行っている人は、確率としては多いと言えるでしょう。

このように、中絶手術によって不妊状態が引き起こされるケースも中にはあります。

しかし、それは「妊娠できなくなる」ということではありません。

前に述べましたとおり、中絶手術で却って妊娠しやすくなる場合があるので、二度目の中絶手術を招かないよう注意することも必要です。

また、一度、二度と中絶を行ったとしても、妊娠できなくなるのではなく、これに対応する不妊治療を行うことで

妊娠の可能性も十分にあるのだということを知っておいていただけたらと思います。

中絶が可能な場合とは

人工妊娠中絶、いわゆる「中絶」を考えるときに、いつ、どのような場合なら可能なのか? 中絶できるのかどうか? ということが気になりますね。

中絶が可能な場合とは、どのような場合でしょうか?

スポンサーリンク

中絶が可能な時期とは?

中絶が可能な時期は、「妊娠5週目~妊娠21週目」です。
これは、何故かというと、妊娠1~4週目には、まだ妊娠して間もなく、子宮口が開きづらいために手術ができない。

また、胎児が小さくて取り出すことが困難……などの理由から、完全に不可能なわけではありませんが、手術が極力避けられます。
一方、妊娠22週目に入ると、未熟児として出生した場合に、保育技術によって生存できる可能性が出てきます。

「人工妊娠中絶」とは、「子宮外で胎児が生きられない時期に、胎児を子宮の外に出す」こととして定義されていますので、妊娠22週を過ぎてからの中絶手術はできません。

そこで、中絶の可能な時期としては、「母体保護法」という法律によって実際に、5~21週6日目、と定められています。
実際には、妊娠週数が大きくなるほど、母体への負担が増すことなどから、人工妊娠中絶は妊娠12週目までに行われることがほとんどです。
妊娠22週を過ぎますと、中絶手術はできませんので、難しい選択ではありますが早期に結論を出し、手術を行うことが必要になります。

初期中絶と中期中絶

人工妊娠中絶は、妊娠12週目までに行われることがほとんどですが、妊娠12週未満までの中絶を「初期中絶」

それ以降、22週目未満までの中絶を「中期中絶」と呼びます。
初期中絶においては、胎児がまだ小さく、中絶は死産の扱いにはなりません。

一方で、中期中絶になると、「死産に関する届け出」に従い、妊婦は死産届けを提出しなければならないこともあり

人工妊娠中絶は、その95%が、12週未満までに行われています。

初期中絶は、日本では、麻酔をかけて子宮内を広げ、胎児を取り出す形が行われています。

施術自体が5~20分と短時間で、麻酔が覚めれば日帰り手術として、その日のうちに帰宅できることがほとんどです。

費用についても、比較的安価に抑えることができます。
初期中絶では、母体への影響もまだ少ないですが、中期になると胎児もある程度の大きさに成長してきますので、中絶自体も、分娩に近い形でしか行うことができません。

中期中絶では、人工的に陣痛を起こしたり、機材によって子宮を拡張し、吸引する手法がとられますので、母体の負担もそれだけ大きいといえます。

通常は、そのまま2~3日の入院と経過観察が必要になります。それだけではなく、死産届けの提出

胎児の火葬といった手続きもしなくてはならないため、精神的な負担も無視することはできません。

また、大がかりな手術になることや、死産届け、火葬などの手続きができないという理由から、クリニックによっては中期中絶を行っていないところもあります。

その場合は、施術してくれるクリニックを探す必要もありますので、なおさら早い段階での決断が望まれるのです。

後期中絶について

妊娠22週目以降の中絶を示す後期中絶は、現在では、妊婦の申し出による施術は認められていません。

胎児の側に生存できない理由があったり、何らかの理由で母体に危険が及ぶ場合のみの施術となりますが

帝王切開等の方法で胎児を救出できる可能性がある場合には、もちろんその可能性が優先されます。

基本的には、母体保護法により妊娠22週目以降の人工妊娠中絶は違法で、行うことはできません。

中絶の理由について

法律では、中絶の理由についても規定がありますのでチェックしておきましょう。
法的に中絶が可能になる理由は、
1. 妊娠の継続や分娩が、身体的、経済的な理由で母体の健康を損なう恐れがある場合

2. 暴行や脅迫による妊娠の場合

の2点に絞られています。実際には、「経済的な理由で」とありますので、これを広義に解釈し、多くの人工妊娠中絶が行われているのが実情です。

妊娠週数の数え方

ここで問題となるのが、妊娠週数の数え方です。自分の妊娠週数を把握しておかないと

人工妊娠中絶がいつまで可能なのかも、把握することができませんので、よくチェックしてみてください。
ポイントになるのは、妊娠前、最後の月経がはじまった日です。妊娠の場合はこの日を0日目と数え、7日目までが妊娠0週目となります。

8日目~14日目までが、妊娠1週目です。とはいえ、胎児の大きさによっても誤差が出る場合がありますので、正確なところはクリニックでの検診で確認をしてください。

最後の月経の開始日について、あやふやなときも同じです。
人工妊娠中絶は、できる期間に限りがあります。それも、あまり長い期間ではありません。

母体の負担という問題もありますので、特に望まない妊娠をしたような場合には、できるだけ早く施術が受けられるようにすることを、おすすめします。