中絶が可能な場合とは

人工妊娠中絶、いわゆる「中絶」を考えるときに、いつ、どのような場合なら可能なのか? 中絶できるのかどうか? ということが気になりますね。

中絶が可能な場合とは、どのような場合でしょうか?

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中絶が可能な時期とは?

中絶が可能な時期は、「妊娠5週目~妊娠21週目」です。
これは、何故かというと、妊娠1~4週目には、まだ妊娠して間もなく、子宮口が開きづらいために手術ができない。

また、胎児が小さくて取り出すことが困難……などの理由から、完全に不可能なわけではありませんが、手術が極力避けられます。
一方、妊娠22週目に入ると、未熟児として出生した場合に、保育技術によって生存できる可能性が出てきます。

「人工妊娠中絶」とは、「子宮外で胎児が生きられない時期に、胎児を子宮の外に出す」こととして定義されていますので、妊娠22週を過ぎてからの中絶手術はできません。

そこで、中絶の可能な時期としては、「母体保護法」という法律によって実際に、5~21週6日目、と定められています。
実際には、妊娠週数が大きくなるほど、母体への負担が増すことなどから、人工妊娠中絶は妊娠12週目までに行われることがほとんどです。
妊娠22週を過ぎますと、中絶手術はできませんので、難しい選択ではありますが早期に結論を出し、手術を行うことが必要になります。

初期中絶と中期中絶

人工妊娠中絶は、妊娠12週目までに行われることがほとんどですが、妊娠12週未満までの中絶を「初期中絶」

それ以降、22週目未満までの中絶を「中期中絶」と呼びます。
初期中絶においては、胎児がまだ小さく、中絶は死産の扱いにはなりません。

一方で、中期中絶になると、「死産に関する届け出」に従い、妊婦は死産届けを提出しなければならないこともあり

人工妊娠中絶は、その95%が、12週未満までに行われています。

初期中絶は、日本では、麻酔をかけて子宮内を広げ、胎児を取り出す形が行われています。

施術自体が5~20分と短時間で、麻酔が覚めれば日帰り手術として、その日のうちに帰宅できることがほとんどです。

費用についても、比較的安価に抑えることができます。
初期中絶では、母体への影響もまだ少ないですが、中期になると胎児もある程度の大きさに成長してきますので、中絶自体も、分娩に近い形でしか行うことができません。

中期中絶では、人工的に陣痛を起こしたり、機材によって子宮を拡張し、吸引する手法がとられますので、母体の負担もそれだけ大きいといえます。

通常は、そのまま2~3日の入院と経過観察が必要になります。それだけではなく、死産届けの提出

胎児の火葬といった手続きもしなくてはならないため、精神的な負担も無視することはできません。

また、大がかりな手術になることや、死産届け、火葬などの手続きができないという理由から、クリニックによっては中期中絶を行っていないところもあります。

その場合は、施術してくれるクリニックを探す必要もありますので、なおさら早い段階での決断が望まれるのです。

後期中絶について

妊娠22週目以降の中絶を示す後期中絶は、現在では、妊婦の申し出による施術は認められていません。

胎児の側に生存できない理由があったり、何らかの理由で母体に危険が及ぶ場合のみの施術となりますが

帝王切開等の方法で胎児を救出できる可能性がある場合には、もちろんその可能性が優先されます。

基本的には、母体保護法により妊娠22週目以降の人工妊娠中絶は違法で、行うことはできません。

中絶の理由について

法律では、中絶の理由についても規定がありますのでチェックしておきましょう。
法的に中絶が可能になる理由は、
1. 妊娠の継続や分娩が、身体的、経済的な理由で母体の健康を損なう恐れがある場合

2. 暴行や脅迫による妊娠の場合

の2点に絞られています。実際には、「経済的な理由で」とありますので、これを広義に解釈し、多くの人工妊娠中絶が行われているのが実情です。

妊娠週数の数え方

ここで問題となるのが、妊娠週数の数え方です。自分の妊娠週数を把握しておかないと

人工妊娠中絶がいつまで可能なのかも、把握することができませんので、よくチェックしてみてください。
ポイントになるのは、妊娠前、最後の月経がはじまった日です。妊娠の場合はこの日を0日目と数え、7日目までが妊娠0週目となります。

8日目~14日目までが、妊娠1週目です。とはいえ、胎児の大きさによっても誤差が出る場合がありますので、正確なところはクリニックでの検診で確認をしてください。

最後の月経の開始日について、あやふやなときも同じです。
人工妊娠中絶は、できる期間に限りがあります。それも、あまり長い期間ではありません。

母体の負担という問題もありますので、特に望まない妊娠をしたような場合には、できるだけ早く施術が受けられるようにすることを、おすすめします。

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