妊娠中期の中絶費用

人工妊娠中絶を考えている方にとって、費用面のことはとても気になる要素ですよね。

実は、人工妊娠中絶は、妊娠初期に行うか、中期に行うかで、費用が全く違います。

そこで今回は、妊娠中期に中絶を行う際の費用について、解説したいと思います。

人工妊娠中絶は、妊娠5~11週のうちに行うものを初期中絶、12週目以降、21週のうちに行われるものを、中期中絶として分けることができます。

今回、費用を解説しますのは中期中絶になりますので、もしも初期中絶の費用について知りたいという方は、こちらの記事をご覧下さいね。

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さて、中期中絶の費用ですが、中期中絶になると手術費はもちろん、入院費がプラスされます。

多くの場合、手術費そのものが30~50万円。幅がありますが、詳細は後ほど解説することにしましょう。

術後に大抵3~4日の入院が必要になりますが、1日あたり1万円ほどみておくと良いと思います。

いずれの場合も、初期中絶と同じで健康保険は適用されず、全額自己負担となります。

初期中絶と違い、中期中絶で行われる手術は、ほとんど分娩と変わりません。

費用面でも、分娩に準ずる手術費用がかかると思ってよいですが、ここでもネックになるのは妊娠週数です。

手術を行うときの妊娠週数や、はじめてクリニックで診察をしたときの妊娠週数に応じて、手術費用が大幅に違うことがありますので、注意して下さい。

一例を挙げると、東京の病院で、妊娠12~14週の処置費用は30~35万円。15~21週の処置費用は45万円、としているところも。

妊娠週数が違えば、何よりも胎児の大きさが違いますので、手術の規模も、妊娠週数が進めば進むほど大きくなります。

当然、母体への負担も後になればなるほど大きくなりますので、ひとくちに中期中絶といっても、やはり早いに越したことはない、というのが現実です。

12~21週というと、10週間ほど余裕があるように見られがちですが、決してそうではありません。

ここまで見てきて、おわかりいただけるように、中絶手術とその費用と、妊娠週数とは、大きな関わりがあります。

そこで初期中絶と同じく、中期中絶であっても、中絶を検討するのならば、たとえ「決断」をしていなくても

一日でも早くクリニックを受診し、実際にかかる具体的な手術費用を確認すると同時に、正確な妊娠週数を把握することが必要です。

それは先ほども少し述べましたが、まず、初めて受診した日の妊娠週数に応じて中絶費用を増減させるクリニックもありますので

多少なりとも早く受診しておくと、料金が割り引かれる可能性があること。

そして、正確な妊娠週数を把握することで、いつまでがどの料金なのかをはっきりさせることができるという理由です。

妊娠週数は、最終月経の開始日を0日目として、0~7日を第0週、8~14日を第1週、として数えはじめます。

但し、正確な妊娠週数には、実際に診察して、エコーで割り出した胎児の大きさが優先して反映されます。

つまり、最終月経の日から自分で計算していたとしても、胎児の大きさが少し大きかったり、小さかったりすると

予想した週数と実際の週数がズレてしまう可能性があるということ。

結果として、あと何日か余裕があると思っていたのに、妊娠○週を迎えるまで思ったより日数がない! なんてことも……。

中期中絶は、妊娠21週6日目まで行うことができますが、1日でもオーバーして妊娠22週に入ってしまうと、法律違反となり、中絶することができなくなります。

時期によっては、数日の認識のズレが致命的な結果を招くこともあり、そうでなくても

10万円単位の費用の差額を生じることもあるので、とにかく中絶を「検討する」段階で、1日も早いクリニックの受診をおすすめする次第です。

もうひとつ、費用面で気にかけておきたいのは、中絶手術後にカウンセリングが必要になる場合があるということです。

初期中絶でも、心の負担の大きさから心理カウンセリングを受ける人がいますが、中期中絶ともなると、その心の負担は倍増することがほとんど。

なぜならば、いわば中絶手術をするだけでおしまいの初期中絶と違い、中期中絶は死亡届の提出、胎児の火葬・埋葬……と

手術後にも心に苦しさをもたらす手続きが待っています。

そう、中期中絶は死産を経験することと同じ。

数ヶ月のあいだ、胎児をお腹に宿し、手術のときには陣痛も経験し、その後も……と、中期中絶をする女性の心の負担は計り知れません。

ゆえに、中期中絶の場合は、術後にカウンセリングにかかる割合も大きく、1回に5千~1万円ほどの心理カウンセリング料を複数回受けられるよう

必要な金額として頭に入れておくことを、おすすめします。

人工妊娠中絶には、人それぞれの事情と経緯があるもの……。

でも、実際には、時間との戦いとなる面も否めません。迷い初めてからの数ヶ月は短いものですが

その短い間に大きな金銭的負担と、心理的負担を強いる、それが中期中絶です。最終的には心のケアをすることも、忘れないでいてくださいね。

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