中絶後の後遺症について

女性にとって、さまざまな心身の負担をもたらす、人工妊娠中絶。

その中でも、中絶後の後遺症は、多くの中絶経験のある女性たちの間で非常に気に掛かる問題であり続けています。

今回はそんな中絶後の後遺症について、お話したいと思います。

中絶後の後遺症は、大別して精神的なものと、身体的なものとがあります。

精神的なものについては、「中絶行為症候群(PAS)」と呼ばれ、この中にもさまざまな症状があるのですが、精神面については

今は措いておきたいと思います(中絶行為症候群(PAS)についてはこちらの記事を参照して下さい)。

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身体的、肉体的な後遺症、つまり物理的な後遺症にも、いろいろなものが挙げられていますが、もちろん全員が全員、すべての後遺症を発症するわけではありません。

それに、現在では人工妊娠中絶の技術も、それから中絶に伴って処方されるお薬も、日々の進歩の賜物でかなり良いものになっていますから

ひと昔前からの「人工妊娠中絶は怖い! 後遺症が残るんだ!」という説に脅かされることなく、落ち着いて目を通していただきたいと思います。

さて、人工妊娠中絶の合併症というと、その種類は100を超えるとも言われています。なかでも後遺症に繋がるようなものは、「感染症」と、「子宮頸部の損傷」です。

感染症については、手術後に処方される抗生剤によって、防ぐことができます。

それに、中絶手術で感染症にかかっても、非常に軽微なものが多いといいます。

ところが、それでも中絶手術の際の感染症は、子宮外妊娠の可能性を高めます。

ひとつの統計によれば、中絶手術によって感染症にかかると、その後の妊娠において、子宮外妊娠となる可能性は

感染症にかかっていない人と比較して5~8倍になると言われています。

子宮外妊娠は、妊婦の死亡原因のおよそ13%を占める大きな問題です。従って、もしも中絶手術の後になって

産めるはずの赤ちゃんを授かったときには、子宮外妊娠をしていないか、早期に診断するのがベストでしょう。

また、中絶手術をするときに、女性が性病に罹患していた場合には、感染症を引き起こすリスクはより大きくなります。

子宮外妊娠のほかに、感染症は、不妊症の原因にもなりうるものだということを覚えておきましょう。

ところがそれでも、「中絶すると、不妊になる」という俗説は正解ではありません。

実際に、若いうちに中絶を経験し、その後元気なお子さんを授かる女性はたくさんいらっしゃいます。

ただ「不妊の原因になることがある」というだけですし、昨今ではその不妊の治療法も非常に発達してきています。

もしも将来的にパートナーに巡り会い、妊娠したいと思ったときになかなか赤ちゃんがやってこなかったら、適切な検査と治療を受ければ良いのです。

不安に思う事は何もありませんよ。

もうひとつ、中絶手術の後遺症として覚えておいていただきたいのが、「子宮頸部の損傷」ということです。

初期中絶、中期中絶を問わず、人工妊娠中絶は、自然に出産の時期が訪れていないにも関わらず、器具を使って子宮頸部を押し広げるのです。

それはある意味、体にとっては無理矢理広げられる行為。

ですから、その過程で、子宮頸部が裂傷になってしまうことがあります。

成熟した女性よりも、18歳以下の成長過程にある女性のほうが、子宮頸部のダメージは大きいと言われています。

子宮頸部に裂傷が生じると、やはり将来的な妊娠への影響が避けられません。

いざ、望んだ妊娠をしたときに、子宮頸部が本来持っている力を出し切ることができず

胎児と子宮の重さを支え切ることができずに、胎児が下におりていってしまう可能性が否めないのです。

すると、どうなるかというと、切迫早産、流産、未熟児出産の危険性が高まります。

こうした状況は、中絶経験のある女性の75%に訪れる可能性があると言われています。

これらの他にも、中絶手術によって子宮内部や卵管が傷つき、その傷が治癒する際に癒着してしまい、不妊や流産を招く可能性があります。

中絶手術は、術式の単純さから決して難しい手術であるとはされていませんが

そのために、施術において子宮の内部に細かな傷をつけたり、時には子宮穿孔といって、子宮の壁に穴が開いてしまったりする症例があります。

子宮穿孔の場合には、医師が器具の操作を誤ってしまうことなどが原因です。

こうなってしまうと傷が大きかったり、出血が多かったりすれば、緊急に開腹手術になることも……。

子宮穿孔の手術跡や、穿孔に至らない小さな傷跡の治癒した跡も、癒着して最終的に不妊や流産の原因になっています。

子宮内部や卵管が癒着してしまったための不妊・流産と、子宮頸管が損傷したために

その後の妊娠で流産をする可能性とをあわせると、その確率は意外と高いものです。

一説によれば、最初の妊娠を、成長過程であるティーンエイジャーのうちに経験した女性は、その後の妊娠において、60%ほどが流産を経験しているといいます。

とはいえ、全員が経験するわけではないこと、流産を経験したとしても最終的に子宝を授かっている女性が多いことからみても

過剰に中絶の後遺症に不安を抱いたり、その後の妊娠はできないのだと絶望したりしてはいけないと、おわかりいただけるかと思います。

人工妊娠中絶はやむにやまれぬ事情が裏にあることが多く、後悔を伴うことが多いですが、後悔をしても仕方の無いものでもあります。

確率として、不妊や流産の原因になるという統計は確かにあるのですが、しかし前にも述べましたとおり、中絶手術そのものの技術や

不妊治療の技術も進歩を遂げており、昔のように「中絶=それ以降は妊娠できない」というような俗説のまかり通る時代では、決してありません。

ご自身の選択に自信を持ち、堂々と進んでいただきたいと思います。

中絶後遺症候群(PAS)とは

人工妊娠中絶には、様々な後遺症が取り沙汰されていますが、そのうちのひとつが「中絶行為症候群(PAS)」です。

これは、中絶に伴う、単なる身体的な後遺症ではなく、精神的なストレス症状・後遺症を指すものです。

研究によれば、中絶経験のある女性の半数が何らかのストレス症状を抱え、およそ20%は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を後遺症として患うと言われています。

この、中絶経験を原因とするPTSDを、「中絶行為症候群(PAS)」と呼ぶのです。

PASとは、一体どのような症状なのでしょうか? そして、人工妊娠中絶の何が、そのような精神的な後遺症を引き起こしてしまうのでしょうか。

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症状の詳細を知る前に、どのような人がPASにかかりやすいのかを知っておいていただきたいと思います。

それは、研究によれば、「離別・離婚した女性」「10代の若い女性」「中絶が2度目以降の女性」にPASの確率が高まる、とされています。

もちろん、PASの症状を呈する女性のすべてが、これに当てはまるわけではありません。

ただこれを見る限り、「離別・離婚をし、心の支えを失った」「年齢が若く、罪の意識、あるいは両親・友人など周囲からの圧力が大きい」「度重なるショック」など

「中絶した」という事実以外にも心の傷となるものがあると、PASの症状を呈しやすい、ということは言えると思います。

つまり、「離別した」「10代である」などの条件にあてはまらなくても、中絶をして、それと同時に心に負担をかけるような原因があったり

負担をかける生活をしていると、PASにはなりやすいと言うことができるでしょう。

PASの主な症状には、以下のようなものがあります。

・ちょっとしたことで、とても驚く

・突然苦しくなる

・急に怒ったり、暴力的になる。短気である

・集中できない

・熟睡できない

・手術と似たような環境・状態で急に脈拍があがり、汗をかいたりする

・中絶、中絶した子のことを何度も考える

・中絶日、中絶した子の出産予定日などに、思い出して鬱状態になる

・中絶したことを思い出さないよう、行動範囲を変える

(クリニックの周辺や、思い出の場所などを避ける)

・中絶に関係した人たち、関係者を思い出させるような人たちとの交流を断つ

・子どもを避ける

・感情を鈍麻させ、愛情や優しさも感じないようになる

・中絶以前、楽しんでやっていたことをしなくなる、できなくなる

・アルコールの乱用(ときには麻薬のこともある)

・自殺願望、自殺行動、自虐的行為を行う

とても、たくさんの種類がありましたね。人工妊娠中絶を行うと、一時的にはほとんどの女性が、こうした行動を起こしやすくなります。

周囲からの理解や、優しさに包まれたり、たくさん泣いたり、時間を経ることで、中絶を受け止め、解決していきます。

しかし、思ったように協力者や理解者を得られなかったり、中絶を「いけないこと」として捉え

「私はいけないことをしたんだ」と自分を責め続けることで、回復の難しいPASにはまりこんでしまうのです。

中絶後のストレスの大きさを決定づけるひとつの要素が、子どもの父親であったはずの、パートナーの男性の態度です。

中絶は、公にできない苦しみでもあります。共にその苦しみを受け止める姿勢があればまだしも、妊娠したことを「なかったことにしてほしい」と言われたり

妊娠した女性や、妊娠の事実から逃げる、目をそらすような態度であれば、女性側は苦しみを一人で抱え、大きなストレスを感じる結果となります。

中絶は、それをする女性にとっては自分の身体の一部を掻き取られる、大きな喪失そのものです。

何があったとしても、男性には理解し得ない一大事。それでも、その喪失感を少しでも支えようという態度がない場合、PASの可能性はぐっと高まってしまいます。

また、中絶は、妊娠した女性自身の意志ではなく、誰か他人から強制されて行われることが非常に多いといえます。

つまり、相手の男性や、両親から、頼み込まれたり、出産を断られたり、「それがおまえのためだ」などと言われて、望んでいないのに中絶を余儀なくされるケースです。

それだけでもストレスを伴います。

特に、妊娠前は、赤ちゃんを望むような言動をし、結婚を口約束していたような男性が、いざ妊娠が発覚すると平然と堕胎を要求してくるような場合。

今後への不安と、これまで築いてきた信頼関係の崩壊とで、精神を蝕んでしまう大きな原因となります。

さらには、中絶という行為は、体外から器具を使い、身体の中をかき回される行為でもあります。

屈辱感と罪悪感の大きさは人それぞれですが、多くの女性はその大きさに圧倒されてしまうのが現実なのです。

別項目で、やはり中絶の後遺症のひとつとして、子宮頸管が中絶時に損傷した場合などに

中絶後「産みたい、産むことのできる」妊娠をしても流産の可能性が残る、というお話を致しました。

けれども、これとは全く別の理由で、つまり中絶をした罪悪感から、その罰として、やがて後に望んだ妊娠をしたときも

「流産するのではないか……」と恐れる女性は非常にたくさんいます。

また、中絶の罰に「奇形の子が生まれるのではないか……」と恐れる女性も。そのストレスは想像を絶するものでしょう。

余談ではありますが、仏教的な考え方をお話しますね。流してしまった赤ちゃんであっても、赤ちゃんの魂は非常に無垢で清らかなもの。

浄化すべき、恨みの感情などはありません。仏教には水子供養というものがありますが

これはお母さんたちの気持ちを赤ちゃんに届ける供養であって、魂を浄化するための供養ではないのです。

ですから、水子供養には回忌供養がなく、赤ちゃんたちは天国の、地蔵菩薩のもとで、お母さんたちの幸せを願ってニコニコしていますよ。

人工妊娠中絶には本当に多大なるストレスがつきまといます。これがPASに繋がってしまうかどうかは、繰り返しますが、パートナーをはじめ

周囲の人の態度如何にかかっていると言ってもよいのです。どうか痛みを共感し、慰める気持ちを忘れずにいただきたいと、心からお祈りするものです。

親の反対で中絶する事になった20代女性の体験談

私のニックネームはひろです。私は、22歳のときに3つ上の彼氏がいました。彼氏とは付き合って半年で、毎日のようにケンカばかりしていて、私の中でもいつか絶対別れようと思っていました。

しかし、半年が経ったある日、生理予定日に待っても待っても生理が来なくて、体調も悪かったですし、もしかしたら妊娠しているかもしれないと不安になり、まだ反応が出るかわからないけれど、一応気持ちを落ち着かせるために検査薬を使ってみようと思い、検査薬を使ってみた結果、妊娠している反応が出ました。

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私は手が震えてしまい、そのまま彼氏のところへ行って、妊娠していることを伝えようと決め、心臓がドキドキしながら彼氏のところへと行き、検査薬を見せて妊娠していることを伝えました。彼氏は色々と考え、「お前と子供のために、朝も夜も働く。頑張るから結婚しよう。」っと言ってくれ、私は「ありがとう」と言い、私たちの中で結婚することを決めていました。

それから後日、親に挨拶に行こうと決めていたのですが、私が出産への恐怖がすごかったのと、私の両親はデキ婚はさせたくないと言っていたこともあり、彼氏に赤ちゃんを中絶したいと話しました。

中絶をして、ちゃんとお金を貯めて結婚をしてから子供を授かりたいとも話しました。彼氏は色々と私を説得してくれましたが、私は聞く耳を持たず、中絶を半ば強引に決めてしまいました。

それから、あまり赤ちゃんが大きくなってしまうと中絶もできなくなってしまうので、急いで中絶ができる産婦人科を探し、彼氏と休みを合わせて診察に行きました。行った産婦人科は菊陽レディースクリニックと言う産婦人科で、産婦人科事態の評判もすごく良かったので、この産婦人科に決めました。菊陽レディースクリニックに行き、まずは診察をして、エコーを見て赤ちゃんの姿を確認しました。それから先生と話をし「産みますか?」と聞かれ「中絶をします」と答えました。

それから手術の日程を決めて生きました。あまりにも早く何もかもが進んで決まっていき、私の中で急に悲しくなってしまい、涙が止まらなくなってしまい、先生が「エコーあげましょうか?」と言ってくれて、エコーをもらいました。そらから待合室に行き、他の妊娠している女性の方たちを見ていたら、私は中絶を選んでしまったことが、更に悲しくなってしまいました。それから他の看護師さんから手術の説明があり、手術は日帰りで、手術の時間は10~20分くらい、手術が終わって2~3時間は病院で安静にしていてくださいと言われました。
そして受付で手術の費用の説明があり、手術には8万円かかるとのことでした。それから彼氏が待つ車に戻り、手術の日程、費用を話、エコーを見せました。私が泣きながら話していると、彼氏も泣きながら「ごめん」と謝ってきました。悪いのは彼氏だけではなく、私も悪い。小さな体で私のお腹の中に一生懸命いてくれているのに、とずっと思っていました。

それから手術の日になり、彼氏と病院に向かい、手術を行いました。手術時間は説明であった通り、15分で終わりました。手術は痛みもなく、終わった後にビンに入っている子供の姿を見たら、何てことをしてしまったんだろう、この子の一生を台無しにしてしまった。っと思いました。それから二時間病院で安静にして、私たちは家に帰りました。

彼氏にはビンに入っていた子供の話をしました。子供は親を選んで来ると聞いたことがあり、この子は私たちを選んで来てくれたんだと思うと、本当に酷いことをしてしまったと思ってしまいました。後悔をしてもしきれないですし、なくしてしまったものはすごく大きくて、何ヵ月も落ち込んだ毎日を過ごしていました。エコーを見るたびに思い出してしまいますし、一年が経ち、今頃子供が産まれていたら、あの子はどうしているかななど考えてしまっていました。

中絶はとても悲しいことですし、中絶をしてしまったら、二度と同じ赤ちゃんは宿ってくれません。中絶をして、あの時しなければ良かったと本当に思いました。中絶を考えている人には、できるのならば、中絶をしていでほしいです。赤ちゃんはお父さんお母さんを選んで御腹に来てくれます。お父さんお母さんに会えるのを楽しみにして、お腹の中で頑張ろうと一生懸命生きてくれています。そんな小さな命、大切にしてほしいです。中絶をした私が言えることでもないと思うかもしれませんが、中絶をしたからこそ、思うことがあって、伝えることができます。ですから、どうかできるのならば、中絶はせず、その子の命を大切にしてほしいです。

誰にも相談出来ずに中絶をした高校生の体験談

私が中絶手術を行ったのは高校3年生の時でした。当時付き合っていた同い年の彼氏との間にできた赤ちゃんです。
その彼氏は同じ学校ではなく、アルバイト先で知り合った別の高校に通う男の子でした。

妊娠したことに気づいたのは、ありきたりですが生理が来なかったからです。当時は生理周期が不規則なこともあり、ただ遅れているだけだと思っていました。でも心のどこかで「もし妊娠していたらどうしよう・・・」という不安な気持ちもありました。生理予定日を2週間ほどして、妊娠検査薬を使いました。

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妊娠検査薬をドラッグストアで購入するにも非常に勇気が要りました。当たり前ですが、制服のまま学校帰りに買うことはできません。一旦家で少しでも大人っぽく見える服装に着替えて、自宅から遠いドラッグストアへ行き購入しました。特に店員さんに不審がられることもなく、すんなり購入できたのは幸いでした。

すぐさま家に帰り、誰にも知られないようにこっそりトイレで検査しました。取扱説明書には尿をかけて数分待つというような記載がありましたが、待つ必要はありませんでした。尿をかけている時点で陽性反応が出てしまったからです。

「まさか」という気持ちと「やっぱり」という気持ちが混じっていて、これから先のことを考えるととても怖くなりトイレにこもって泣きました。
もちろんちゃんと避妊はしていました。コンドームをつけていても妊娠してしまうこともあるんだと知りました。彼氏も私も異性と付き合うのは初めてで、当然そういった性行為も初めてだったから、コンドームの取り扱いに慣れていないということも大きかったと思います。
誰かに相談したかったです。
でも誰にも相談できませんでした。
私の父は非常に厳格で、彼氏がいることすら内緒にしていました。それなのに妊娠したなんて言ったら絶対怒られるし殴られる。もしかしたら家を放り出されるかも知れないと思うと絶対言えませんでした。友達に相談しても同じです。もしかしたら学校中の噂になって先生にもバレて父に連絡が行くかも知れません。悩みに悩んで彼氏に打ち明けることにしました。

彼氏を呼び出し、妊娠したことを伝えました。結婚という話には至らないかもしれないけれど、それなりのことはしてくれる、一緒に悩んでくれると思っていたんですが、彼氏から言われたのは「それ俺の子じゃない」でした。

妊娠を知った時よりも彼氏からの「俺の子じゃない」という一言がとてもショックで辛かったです。同じ高校3年生逃げたいのはわかります。でも当時の私には死にたいくらい辛いことでした。

私はシングルマザーへの道を選ぶという選択はありませんでしたので道は中絶しかありませんでした。彼氏は当然中絶費用を出してくれません、父にも言えません。私は小学生の頃両親が離婚しているのですが、母に頼ることにしました。
離婚してはいましたが、母の連絡先は知っていました。母に妊娠がわかってからのことを泣きながら伝えて父や学校にバレないように中絶手術費用の援助や同意書へのサインをお願いしました。

母の住んでいるところにある産婦人科へ行きました。大きな病院は入院が必要になるということで、日帰り手術が可能な開業医を選びました。待合室では妊婦さんがとても眩しく見え、待っている状態が辛かったです。私はその日のうちに診察と中絶手術と両方を行ってくれるものだと思っていたんですが、診察と中絶手術の説明を聞き、実際の手術は後日になりました。病院によって違うのかもしれませんね。

手術当日はとても不安で怖かったです。自分のことが優先され、お腹の赤ちゃんのことを「かわいそう」だとか「ごめんね」という気持ちは出てきませんでした。朝一番に病院へ行きました。中絶手術は全身麻酔をしていたので、実際何をされていたのかはわかりませんが、膣から器具を入れて胎児を掻き出すもので、母の話によると20分ほどだったそうです。それから30分くらいで麻酔が覚め、身支度を整えて帰りました。

本当にあっけなかったです。出血があったので整理用ナプキンをあてていました。この出血は2週間近く続きました。術後の痛みが少しありましたが、日常生活に困るというほどではありませんでした。子宮の痛みよりも胸が張った間隔が数日続きました。具体的に体のどこが、というわけではないんですが、どことなく体調がすぐれないという状態は1ヶ月ほど続きました。

中絶にかかった費用は約10万円ほどでした。私にとっては大金ですが、母にとっても大金です。私はそれまで働いていたアルバイト先を辞め、別のアルバイトを始め母にちょっとずつお金を返しました。母がいてくれたおかげで、父や学校や友達にバレることなく中絶できましたが、妊婦さんや小さい子供を連れている人を見るとちょっと辛かったです。

今は結婚し2人の娘がいますが、子供を生んで育てた今になって中絶した赤ちゃんに対して「ごめんね」という気持ちが出てきています。娘達が将来大きくなって私のような経験をしないで欲しいと切に願っています。

現実を冷静に考えた結果中絶を決意した大学生の体験談

中絶手術を行ったのは大学4年生になる前の春休みです。ですから、年齢は当時は21歳でしたが、数えでは22歳ですね。そして、中絶手術を行った病院についてですが、具体的な病院名を出すことはできませんが、都内の産院とだけ言っておきます。総合病院ではなくて、個人で開業されている産院です。なぜその産院にて中絶手術を行ったのかと言いますと、インターネットで見て評判が良さそうだったからです。実は大学の友達には誰一人として、妊娠したことを相談はしていませんでしたので、自分でインターネットで中絶手術のできる病院を探したのです。

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もう、妊娠がわかった時点で「産む」という選択肢はなかったですね。そこそこに良い大学に在籍をしていましたし、ここで私が中退をして子育てに専念するとしても、相手も同じ学年の学生でしたので、生活費がないわけです。それに、中退をしてしまいますと、それこそ就職がないわけです。もちろん選ばなければ、就職はあるでしょうけれど、しかし大学をあと1年で卒業するのですから、大学を卒業して就くことができる仕事との差はあるわけです…などと、結構淡々と考えて行きました。

妊娠検査薬にて判定が出たときには驚きましたが、しかしその直後に妙に冷静な自分がいて、だからこそ中絶手術を行うことを撰択したのです。彼氏は生んで育てる気満々だったのですが。しかし彼氏が生むわけでもないですし、ましてや「生活費はどうすんの?就職は?」という現実的な問題もありましたので。

ですから結論として、彼氏に結婚の約束をさせ産婦人科医院にて中絶手術を行うことに決めたのです。それと、友達には誰一人口外しないことも条件に!誓約書も書かせました。

それで中絶手術を行うに当たって知ったことなのですが、産院に行ってすぐに中絶手術を行ってもらえるわけではないのですね。初診のときは、膣内エコーと尿検査などをおこなったのみで診察自体は終わりました。その後は先生との話ですが、拍子抜けするほどにあっさりしたものでした。二人とも不完全な避妊を咎められるかと覚悟していたのですが、生む意志の確認と、中絶に際して必要な書類、それに中絶費用やスケジュールの日程等、結構淡々と説明されました。「学生さん?」「しっかりしなきゃいけませんね」と、軽くチクリとは言われましたが。

それから初診のときにて中絶手術を行う日程を決めました。ちなみに初診のときに妊娠5週目でしたね。先生によりますと、「形がいびつであったため、放っておいても流産する可能性が高い」ということでしたが、流産をしたとしても、受精卵が完全に出てくるとは言い難いため、流れてくるのを待つのではなくて、手術しましょうということになりました。どちらにせよ中絶を決めていましたので、手術を行うことには変わりないのですが。

そして、中絶手術は初診から8日後のだいたい妊娠7週目のときにおこなわれました。その日の朝9時から採血をしたり尿検査をしたり、心電図をとったりと、身体の検査に1時間ほど費やしました。その後は病室で点滴です。手術の1時間前ぐらいには、筋肉注射も打ちましたね。そして、病院へ来てから3時間ほど経った頃に、中絶手術はおこなわれました。

私は車いすで手術室へと移動して、その後は台に寝て、睡眠薬と静脈麻酔を点滴から身体に入れました。そして目覚めたときは病室でした。病室で待機していた彼氏によりますと、時間は30分ぐらいだったということです。手術後すぐに目覚めましたが、そのときはまだ手足に麻酔のしびれが残っていました。そしてその後2時間ほど眠りました。それからまた身体を検査して異常がなかったので、その日はタクシーで帰りましたね。この時点でだいたい15時ぐらいだったと思います。

そして、それから1週間後に検査のために産院を訪れて終了です。ちなみにお金は3回ともその都度お金を払っています。中絶手術をおこなった2回目は検査費用や日帰り入院費用など、諸々含めて15万円ほど。初診と最後の診察は千円もかかっていなかったように思います。

卵巣の病気が原因で中絶を余儀なくされた30代女性の体験談

現在40歳になる主婦のはなです。31歳の時に愛知県の藤田保健衛生大学付属病院で中絶した経験があります。

25歳の時、職場で突然激痛が腹部に現れました。今まで経験したことのない程の痛みだったので、すぐに病院に行ったところ、卵巣嚢腫であることが分かりました。それ以降、定期的に婦人科へ通院する日々が続きました。始めは、手術は行わずに様子を見る事になりました。ですが、生理の度に襲う痛みが年々強くなっていき、痛み止めでは抑えられないぐらいになっていきました。そこで、嚢腫摘出手術を31歳の時に受けることになりました。

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29歳の時に結婚したこともあり、主人が病院へ付き添ってくれていました。そして手術前日、看護師の問診の際、微熱が続いていることに気づきました。すぐに妊娠検査をしたところ、陽性反応が出ました。妊娠していたのです。すぐに手術は中止となりました。医師の説明では、妊娠したまま手術を受けることができるとのことでした。ですが、家族から反対の意見が出ました。特に実母からは、私の体に大きな負担がかかることを懸念し、中絶を強く勧めてきました。主人は、私の決断にまかせるとのことでした。

結局、実母の強い希望に沿う形で、中絶の道を選びました。嚢腫が大きくなっていることもあって、妊娠途中ではぜるなどの危険があったからです。主人は、子供ができたことをとても喜んでいた反面、私の体の負担を心配していたので、特にこの決断に反対しませんでした。この決断を医師に伝えたところ、中絶という決断に驚いていましたが、患者である私の意思を尊重してくれました。そして、中絶するならなるべく早い方がいいということで、妊娠10週目にあたる時期に行うことになりました。

中絶手術は、掻爬法というキュレットというスプーン状の器具で胎児や胎盤を除去する方法で行われました。中絶費用は保険が適用されないため、10万前後の実費だったと思います。入院は2日程で、体調に合わせてすぐ退院することができました。

当時、妊娠自体初期であったので特にお腹も膨らんでおらず、妊娠しているという実感があまりありませんでした。ですが、中絶後、麻酔から覚めた時、病院のベッドが真っ赤に血で染まっているのを見た時に、何ということを私はしてしまったのだろうという気持ちになりました。手術前には、初期なのでそれほど出血もないだろうという説明でしたが、予想以上の出血量でした。その真っ赤に広がる血を見た時、これがお腹にいた子供の血なのだと思い、震えが起こるほど愕然としました。子供の命を自らの判断で消してしまったのです。自分の体のことばかり考えて、この決断をしてしまったことをとても後悔しました。ですが、もう二度と元に戻すことはできません。その夜は、ベッドで一人ずっと声を出さないように泣き続けました。

同じ病室に、双子を今まさに出産してきたという女性がいました。まだ麻酔が効いてもうろうとした状態だったようですが、子供のことをしきりに気にしていました。腹部を開いて出産したため、傷口の痛みがあったようですが、自分のことよりも子供のことを気にしていました。その女性の看護師とのやり取りをカーテン越しに聞きながら、自分のした罪深さを強く感じました。

そして、10年近く経った今でも、中絶をした日のことを鮮明に覚えています。この10年の間、近所の子供を見たり、友人の子供を見たりする度に、常に後悔という波が襲ってきます。中絶をする理由は人それぞれだと思います。ですが、その後その中絶したという事実を背負って生きていくことになるのを十分考えた上で、決断する必要があります。中絶してしまったら、その子供の命はそこで途切れます。本当にそれは重い後悔が残ります。1人の人間の運命をその場かぎりの思いで断ち切ってしまうのではなく、熟慮に熟慮した上で、それしか道が残されていないとなった場合にのみ中絶という道を選ぶべきです。

4人目の子どもで中絶をした30代女性の体験談

ニックネーム なお
年齢 36歳
中絶の理由 子供が3人いるということが中絶をした理由です。
治療内容 治療内容としては妊娠検査をして産むか産まないかを決め、産まないとしたときに中絶の同意書を記入しました。とくに治療はなかったと思います。
治療期間 治療期間は妊娠の診断をしてから中絶をするまでは2週間ほどでした。
中絶費用 かかった費用は手術前に1万円。手術に9万5千円。手術後の診察に3千円かかりました。

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感想
発覚したのが妊娠しているのがわからなかったくらい子育てに忙しい時期でありまして、産まないと決めるのには時間はかかりませんでした。もちろんできれば産みたいと思いましたがこれ以上子育てがハードになるのは限界でした。以前に流産の経験がありましてそのときの処置と同じように中絶手術が行なわれると聞きましたのですべて内容を納得しての手術に同意することができました。中絶できる期間というものが決まっているのでリスクが少ないうちに手術をしたいと希望しました。当日は絶食と帰りは車の運転をしないことということで説明もあっさりとしたものです。これが産むと決めたならばおめでたいことであって産まないと決めたものには冷ややかな感じなのだなと思いました。主人も中絶手術には同意していましたので当日は病院への送り迎えをしてくれました。3人子供がいるので中絶するということはそんなに悲しいこととは思えない自分がいたのですがやはり後になって後悔はありました。
手術は全身麻酔をかけられるところから始まりました。呼吸確認のために鼻の下に紙を付けられて麻酔を打たれると意識が遠のいていくのが分かりました。遠い意識の中でもドクターがいる気配や会話が遠くから聞こえている感覚はありました。かすかに痛いという感覚がありそのときに中絶手術の壮絶さを感じました。おなかの中で生きているものをかき出しているのですからそのことを一瞬でイメージしてしまってとても悲しくなりました。自分の意志なのか叫んだという記憶があります。もちろんこれは夢の中なのか現実なのかは分かりません。
もう少しで終わりますよという看護師さんの言葉が聞こえたような気がして一生懸命に意識をしっかりさせようとするともうすでに手術は終わっていました。看護師さんに支えられて別室に歩いて移動してそこからしばらく寝ていたような気がします。朝の10時に手術が始まり別室で寝て目が完全に覚めたのが午後の2時くらいです。手術自体はそんなに長い時間ではないと思いました。時間の経過はよく記憶にありませんでしたが自分が感じているよりも短い時間であったのでしょう。
夕方の4時くらいに看護師さんに具合はどうかと聞かれ大丈夫だと伝えると帰ってもいいということになりました。主人に迎えにきてもらい帰路についたわけですが自宅に戻ってから子供たちの顔を見るとなんだか悲しくなりました。本当なら妊娠は嬉しいということなのにそれを失ってしまったということが後悔の念がありました。
一日ゆっくり過ごした後に普通に生活をし始めました。なんとなくですが気持ちは出産後に近い不安な感じでありました。しかし妊娠が終わったということで体は元に戻っていくという安心感もありました。思ったよりも簡単に終わってしまったというのが中絶手術の感想です。
かかった病院名 秋田県の石塚医院です。

最後に 今中絶手術をされている人に伝えたいことですが産める環境が整っているならばぜひ産んで欲しいと思いました。ただし産めないという状況にある場合は中絶をしなければなりません。きっと何かしら後悔があるかもしれませんがそれを糧にして前向きに失った命の分まで幸せに生きて欲しいと思います。麻酔がかかっているときに夢を見ました。それは希望の光で満ち溢れていた夢でありました。

年上の男性との不倫で出来た子どもを中絶した大学生の体験談

はじめまして。かもめと申します。
私が、人口中絶手術を受けたのは20歳、大学3年の夏でした。
大学2年の夏ごろに高校時代からお付き合いをしていた彼氏と喧嘩別れをし、それ以降奥さんとお子さんがいらっしゃる年上の方と道ならない関係に陥ってしまいました。30近く年上の方だったのですが、その方との間に赤ちゃんを授かってしまいました。

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普段、生理が比較的軽く、時期も定まっているのにその月は一週間たっても生理が来ず、また吐き気までは行きませんが、頭がもやーっとした感じがするなどいつもとは異なった体調の波があったため、念のためにと受診した近所の産婦人科で妊娠が発覚しました。
実際に受けた治療は、妊娠が分かった時期が早かったため『初期中絶』という手術でした。お医者様の説明では、子宮の中に治療器具を挿入し、子宮内の赤ちゃんを剥離するようにこそげとる…といった手術を行うとのことでした。私は、出産経験がまだなかったため、実際に器具を挿入する前に子宮経管という子宮につながっている入口部分を前処理で広げる必要があるとも言われました。手術自体は、麻酔をかけて行うため手術中の記憶はほとんどありません。ただ、麻酔導入の際に、まだ見たこともないけれど、確かに自分のおなかにいる赤ちゃんに対する罪悪感、今まで育ててくれた両親やかわいがってくれた祖父母の顔が脳裏に浮かび涙が止まらなくなってしまいました。
手術自体はほんの5~10分程度出終わる簡単なものだそうですが、私の場合は子宮経管がなかなか開かなかったため15分ほどかかりました。
妊娠初期に行う手術は、比較的母体編お負担が軽いこともあり、事前に当日帰宅か一泊入院かのいずれかになると知らされていました。午前中に手術を行ったため、病院で麻酔が切れ、気持ちが落ち着くまで休ませてもらい、その日の夕方には帰宅することができました。
中絶にかかった費用は、私が学生だったこともあり、相手の方が全額払ったので詳しい金額は知らされていません。後からネットで調べたのですがカウンセリングやエコーなどの事前検査、術後の薬代をトータルしておおよそ15万円程度だったのではないかと思います。

人口中絶手術を受けるまでは、自分がまさかこんなことになろうとは夢にも思っていませんでした。中絶をするのは、本やドラマの中だけ、自分とは縁がないもの…と思い込んでいました。たとえセックスしようとも、望まないタイミングで子供ができるはずはない…と、そんなことはないのにタカをくくっていました。さいたま市のTクリニックという病院で検査・手術をしていただいたのですが、たんたんと手術の準備を進められて驚き、悲しくなりました。中絶は珍しいことではないのだと感じたからです。

中絶を経験した身からすると、できればこんなことは他の方には経験してほしくないです。
しかし、一方でもしも妊娠発覚が遅れ中絶できなかったら…と考えると恐ろしくもあります。今でこそ、社会人として仕事もしていますが、もしあの時中絶せずに子供を産んでいたら、今の生活は間違いなくありません。親が倒れたときの病院代を出すような余裕すらなかったでしょう。
私が中絶したことは、両親を含めた親族も知りません。友人にも話していません。私と不倫相手の方だけしか知りません。
特に後遺症と言えるような症状は今のところ出ていませんが、これから先も何もないとは限りません。仮に子供を授かったとき、生まれた子供に一生、生まれてくることのできなかった赤ちゃんの面影を見出してしまう気がして怖いです。そもそもこの先、ちゃんと子供を授かることができるかさえ分かりません。一度授かった命を、生み育てることすらできなかった私に宿ってくれる赤ちゃんはいるのでしょうか。どうか、自分の体を大切にしてください。

浮気していた彼からおろして欲しいと言われ中絶した大学生の体験談

まる子と申します。私は21歳の時に中絶を経験しました。当時はフリーターとして働いていた頃でした。なかなか男性と上手くお付き合いができない私は彼氏が出来てもすぐに別れてしまうような状態でした。そんな中、自暴自棄にもなっており、出会い系サイトで知り合った男と交際していました。ものすごいチャラチャラした人でしたが、私としてはその時は誰でも良かったのだと思います。

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そんなときに私がアルバイトで働いていたところに社員が配属されてきたのです。私より3つ年上の社員さんでした。アルバイトと社員が一緒に働くなんてどこでもあるような光景です。特に気にも止めていませんでした。
一緒に働くようになって、だんだん会話も多くなってきました。元々男前だったということもありますが、特にその接し方が上手でだんだん私は彼の虜になっていってしまいました。彼女がいるというのも知りながら、そして自分に彼氏がいるにも関わらず。
そして冬になり、忘年会が開催されました。その時にはすでに社員さんとはかなり仲良くなっており、私が好意的ことも知っていたはずです。忘年会が終わりに近づくにつれてだんだんといい雰囲気になっていっていました。そしてみんなが解散していくなか、二人で別のお店に行くようになったのです。その後はそのまま彼の家へ。もちろんその日に行為までいったことは間違いありません。私もそのつもりで彼の家に行ったわけですから。
私は彼氏とは別れました。そして社員さんとの秘密の関係のスタートでした。というのも社員さんは彼女とは別れてくれませんでした。嫌われたくなかった私は彼にそんなことまで言うことは出来ませんでした。そして2番目でもいいと思うようになっていました。
そんな関係が半年ぐらい続いたある時、ついに問題は起こりました。そう、私の妊娠です。彼は常にゴムを着けないでやるタイプであったため、必然と言えばそうかもしれません。正直わかったときはどうするべきか悩みました。もしかしたらこれで彼と結ばれることができるかも知れないと内心喜びがあったのも事実です。
さすがに隠し続けることはできないため、彼に正直に話しました。すると彼は黙り混んでしまいました。そしてしばらくして出た言葉は「さすがに産むのは。」といった否定的な言葉でした。確かにいきなりすぎて訳がわからないのは理解できます。しかし否定されるとは思っていなかったため、自然と涙が出てしまいました。
それからは彼からの説得でした。産まないでほしい。お金は払うからおろしてほしい。悲しさもありましたが彼を苦しめたくもありませんでした。そして私は中絶を決意しました。
それまでに産婦人科で赤ちゃんの写真を撮っていました。ほんの指の先ぐらいの小さな赤ちゃんです。しかし中絶を告げるとあっという間に手術までの説明をされました。そして後日中絶手術を受けました。
麻酔を受けてからの手術のため痛みはすぐにはありません。しかし部分麻酔のため意識はあり、しかも自分の性器の中を掻き出されている感覚があります。なんとも言い難い感覚です。手術自体はあっという間に終わってしまいます。
手術後はただただ痛みとの戦いでした。麻酔が切れるとお腹の奥の方から痛みが永遠と襲って来ます。3時間近くは全く身動きがとれませんでした。さすがに彼が付き添ってくれていましたが、なんとも言い難い表情でした。
費用に関しては彼が払っていましたが、10万弱かかりました。お金より心の中から空っぽになったようなむなしさのほうがひどかったです。
手術が終わり、数日後に赤ちゃんの写真を見たときは自然と涙が溢れました。たった数ヶ月だけの間でしたが、間違いなく私の中で生きようとしていました。それを絶ってしまったのです。そう思うと罪悪感に教われ毎日が辛くなっていました。自然と彼と会うことも辛くなり、アルバイトも辞めてしまいました。
中絶をすることは確かに二人で決めることですから悪いことではありません。でも間違いなく女性には傷が残ります。痛みがあるからこそ記憶からなくなることはありません。一生背負っていかなければならなくなります。なんとかこの事実をみんなにも知ってもらいたいのです。中絶をすれば終わりではありません。その後のことを考えて最良の決断をしてもらいたく思います。

18歳で中期中絶を行った女子高生の体験談

私が妊娠中絶を経験したのは、18歳の誕生日を迎える直前でした。
妊娠していることに気づいたのは卒業式の数日後です。
当時高校を卒業し就職を控えていた私は、3月末には入社式を兼ねた1週間の泊まり込みの研修を予定していました。

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実は妊娠に気づいたとき、初期の中絶手術が可能な期間を過ぎていました。
看護師さんによると人によっては胎動を感じる人もいるとのことでした。
その期間にあった出血を生理と勘違いしていて、体調が悪いのも冬の風邪だと思い込んでいました。
子供の父親は当時付き合っていた彼氏です。
お互いなんとなく付き合いが始まり、3か月くらいで音信不通で別れてしまったので、妊娠が分かった時には当然彼氏と連絡はとっていませんでした。
急ぎ彼氏と連絡は取れましたが、お互いに結婚という事実に目が向かず、中絶を決意しました。
ところが、一般的な中絶と違い強制的に陣痛を起こし子供を外に出すというものでした。
手術というよりは普通の出産と同じです。
中絶するならばすぐにでも取り掛からないと時間がないということで、妊娠しているという実感もなかったですし、今から出産と同じように子供を外に出すということに何も感じていませんでした。
母親には黙っていたかったのですがそれも叶わず、入院しなければならなかったため母にすべて面倒を見てもらいました。
当時は自分のことで精一杯でしたが、あの時の母の表情や病室で交わした言葉は今は思い出したくないほど辛いものです。
あの時自分のことばかり優先し、生んであげられなかった子供と子供が大好きな父と母に沢山悲しい思いをさせてしまいました。
10代で分娩台に乗り、出産と同じ形で中絶を経験したのですが、あまり痛みを感じず、入院して2日目には中絶してしまったので、あっけなく終わってしまったなという感想です。
亡くしてしまって初めて妊娠を実感しました。
ちゃんと人のかたちをした子供がお腹にいたんだと思うと今でも胸が痛いです。
そして今、2度目の妊娠で子宮外妊娠し卵管がひとつありません。
次の妊娠でも子宮外妊娠をするのではないかと、今後は子供は望めないのではないかと不安です。
あの時失ってしまったものはもう取り戻せません。
何故自分を一番に優先してしまったのか、違う道を選ばなかったのかという思いです。
悔やむことばかりですが、いつかきっと我が子に会える日がくることを望みながら過ごしています。
中絶を考えている方、本当にその選択で間違っていないか、後悔しないかとじっくり考えてみる必要があると思います。