それって本当に俺の子?彼氏から言われ中絶を決意した女性の体験談

私はナオといいます。初めて妊娠を経験したのは19歳の時でした。私は短大に通っており、相手は高校からの同級生で彼もまた大学生でした。妊娠が分かった時の感想は「しまった」でした。

 

 

19歳という年齢もそうですが、もちろん予想していない妊娠でした。避妊はしていたはずなのですが、完璧にしていたかどうかは自信がなくてため息しか出ませんでした。数日悩んでいましたが、私は彼がいいと言ってくれたら産もうかなと考えていました。彼の事が好きでしたし、折角授かったのなら産んでみたいという思いになりました。

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いざ彼氏に妊娠したことを告げると「それって本当に俺の子?」という答えでした。産む産まないの前に、妊娠した原因自体を否定されるとは思いませんでした。もちろん私は浮気などしておらずお腹の子供は彼氏の子供なのですが、一気にお腹の子に対しての産んでみようかという思いは消え失せてしまいました。

 

 

私は彼との話し合いは早々に諦め、自分の両親と彼の両親に事実を告げたうえでおろすことを決めました。両親からは、私達が支えるから産んでみてはと言われましたが、浮気を疑うような男の子供などいらないというと、彼両親も彼は黙ってしまい何も言い返してきませんでした。

 

 

私は19歳で妊娠し、19歳で中絶を経験することになりました。時期は夏休み目の前だったので、手術は学校が夏休みに入ってからすることにしました。妊娠は12周に入っていました。彼両親からは中絶費用を負担すると申し出がありましたが、両親が断りました。妊娠してしまったのはお互いの不注意でありお互いが未熟だった結果です。

 

 

ですが、妊娠した事実に対して彼は私の浮気を疑った時点で、両親は彼を許せなかったようで費用を受け取ることに抵抗があったのだと思います。私も彼の顔も見たくなかったので、入院予定の病院も教えるつもりもなく、私に悪いと思っているなら金輪際関わらないでほしいと伝えました。

 

 

夏休みに入ってから私はある産婦人科へ両親と出向きました。受診して色々な検査をしました。尿検査や血液検査にエコー検査を行って手術日を決めました。彼の子供は欲しくはないけど、お腹に子供がいることは事実で手術の日取りを決めてからは、本当に私はお腹の子を殺すのだとう気持ちが芽生えてとても辛かったのを覚えています。

 

 

手術当日は母親が付き添ってくれました。手術前日の夜9時移行から飲食はやめて当日は指定された時間までに産婦人科へ向かいました。手術の内容は掻把法という方法でした。スプーンのような器具を使っての掻きだす方法です。私は必死に我慢していたのですが、やっぱり手術直前には涙が止まりませんでした。看護師さんからの優しい言葉は心に突き刺さりました。「自分の体は大切にしなくちゃ」。この言葉は今でも私は思い出します。

 

 

手術が終わった後は、産婦人科内の病室で5時間程休憩をした後は自宅へ帰宅となりました。その後、身体もそうですが心の方がまいってしまって2週間ほど部屋に閉じこもった生活をしていました。両親はそんな私に普段と変わらず明るく接してくれたのはとても助かりました。事情をしっている親しい友人は何度もお見舞いに来てくれました。

 

 

彼とは高校の同級生と言う事もあって、私と彼の事は仲の良い友人達には周知の事になってしまいました。周りの友人たちに彼は責められたようで、何度か謝罪がしたいと家に連絡が着ていたようですが、両親が全て遮ってくれていたようです。その後、彼にすこし執着されたのですが友人達のサポートもあって私は彼と1度も会う事はありませんでした。

 

 

何週間か両親と友人のサポートをされ過ごした日々で私は自分のした事実に対して受け止めなくてはと思いました。両親が言ったように妊娠してしまったのは彼だけでなく私だって未熟だった結果です。これからはしっかりしなくてはと思いました。手術費用は12万~13万程だったようですが、それらは両親が支払ってくれていました。私はそれから学業をしながらバイトも行い、費用は両親へしっかり返しました。両親からは受け取りを拒否されそうになったのですが、私がした責任は私も取るべきだからと返済しました。それから私は短大を卒業して就職し、数年後によい男性と出会う事ができて今は一児の母となって生活しています。

 

 

あの頃を思い出すと若いからというだけでは済まされない、行動の浅はかさがあったなと今でも反省しています。そして妊娠と同時に中絶することは、自分自身を傷つけることでもありますが、それと同じく周りの人達を悲しませ傷つけているのだということに思い知らされました。

 

 

今では孫である娘と楽しそうに遊ぶ両親を見るたび、中絶してこの世に生まれてこなかったもう一人の子供がいたはずなんだと思うといたたまれなくなります。命を授かることはとても素晴らしい事ですが、その命を消すこと大きな責任が伴い、それはずっと背負っていくことになる事です。私は今でも産まれてくるはずだった子供への供養は忘れていません。もし私のように中絶をしなくてはならないという人がいたら、どうか忘れないでほしいと思います。あなたの中で産まれてくるはずだった命を忘れてはいけないことを。そして、自分だけではなく周りの人達も傷ついていることをです。自分の行動に責任をもって、自分を大切に助けてくれる人達を大切に過ごしてほしいと思います。

中絶後、自分を責めてしまう人へ

中絶をした後、それに対する感情は様々です。
中絶をしたことで安堵感に包まれる人もいれば、日常生活に支障をきたすほどの罪悪感に襲われる人もいます。

体を傷つけることに安心するなんて、と言う人がいるかもしれません。
自分で選択したことなのに、罪悪感だなんておこがましいと思ってしまうかもしれません。

しかし、どの感情が正解ということはありません。

まずは自分の感情をありのままに受け止めることが大切です。

どうしても罪悪感が収まらずに、自分を責めてしまう人。

そんな人に向けて、少しでも気持ちを軽くするお手伝いができたらと思います。

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体のケアと心のケア

中絶の手術は当然のことながら、体への負担があります。
中絶をする時期や、個人差はありますが、多かれ少なかれ昨日までの生活とは変化が出てきます。
術後は無理をせず、普段の生活リズムに戻せるようになるまで体をいたわるようにしてあげてくださいね。

また、中絶による体のダメージと同等以上に、心に受けるダメージも大きな影響をもたらします。
悩み抜いた挙句に中絶手術を選択したとはいえ、何度も後悔の気持ちが湧き起こってしまう人もいることでしょう。
どうかたった一人で思い込まずに、パートナーや周囲の人に相談してみてください。
あるいは専門家のカウンセリングを受けるなどもおすすめです。

こんなこと、なかなか他人には話せない。
そう思ってしまうのもごく普通の感情です。
けれども、ただ聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなることってありますよね。
誰かに話すことで、自分の中で気持ちに整理がつけられるということもあります。

中には、心の問題は自分一人で解決することがベストの人もいますが、一人では抱えきれないと思ったら

自分以外の周りに頼ることも選択肢の一つに入れてあげてください。
鬱々とした感情を外に漏らすことで、少しでも前を向けるようにしましょう。

味方がいない、そう思ったときに

もしかしたら、身近な人たちの理解が得られずに孤独を感じてしまうことがあるかもしれません。
たとえばパートナーとは性差の問題もありますので、自分の気持ちを打ち明けたとしても、どうしても相手の言動にギャップを感じてしまう場合もあるでしょう。
妊娠や中絶を告げたときのパートナーの些細な反応が、ずっと心に残ってしこりになることもあります。
また、結果として中絶をきっかけに彼氏と別れることになったり、周りの友達が離れて行ってしまうなど

頼りにできる人がいなくなってしまったという状況に置かれる人もいます。

そんなときは、同じ立場の人たちが集まるコミュニティに参加してみるのもよいかもしれませんね。

今はインターネット上でも、そうした人たちを対象にした掲示板やSNSがいくつもあります。
他の人の体験談や心情を聞いたり、自分のことを相談するなど、自分に合った使い方ができます。
ただしインターネットの匿名性の高い掲示板では、自分を赤裸々に表現できるメリットがある反面、ときには心無い人からバッシングを受ける可能性もあります。
利用する際には、細心の注意を払うようにしましょう。

また、こうしたコミュニティを通して、オフ会のように集まることができる機会もあります。
実際に顔を見て話をするのは、インターネット越しとはまた違った安心感がありますよね。
のんびりとハーブティーでも飲みながら、それぞれの想いを吐き出す時間も、ときには必要かもしれませんね。

このように体験者同士で寄り添うことは傷の舐め合いだと思われるかもしれませんが、同じ気持ちを共有できる存在というのは貴重です。
心の拠り所となるような場所を見つけられることは、気持ちの安定にも繋がります。

中絶の罪悪感はいつまで続くか

中絶後、自責の念にとらわれている人にとって、いつまでこの苦しみが続くのかということは大きな問題ですよね。

いつまで、と具体的に示すのは難しいでしょう。
感情の差がそれぞれで異なるように、これが継続する期間も人によって異なります。

中絶手術を終えた数日後には気持ちを切り替えられる人も多いですが、一方では、少しずつ年月をかけて心の傷を癒していくような人もいます。
焦らずに、ゆっくりと自分と向かい合っていきましょう。

自分を責めてしまうあなたへ

つらいと感じたとき、自分を責めすぎることのないように、気持ちの救いどころを見つけてあげてください。
親身になってくれる人や、同じ立場で共感してくれる人もいます。
あなたが感じている、罪悪感という感情を否定するわけではありません。
罪悪感は持ったままでいいんです。それはあなたのやさしさだからです。

会う事の出来なかった赤ちゃんも、あなたが悲しい顔をして毎日すごしていたら自分のせいでお母さんは悲し想いをしているんだと思ってしまいます。

あなたが精一杯生きて幸せになること、毎日1回は笑顔を見せること、会えなかった赤ちゃんを忘れないであげること、それが大事なことです。

未成年の中絶

中絶を選択する理由には、様々なものがあります。

経済的なものであったり、複雑な事情が関わっていたり、中絶という結論に至るまでには、それぞれがいろいろなしがらみを抱えています。

その中でも、未成年の中絶についてはどうでしょうか。

未成年者の妊娠や中絶というのは、センセーショナルな話題としても、新聞やワイドショーなどのメディアで取り沙汰されることもあります。

まだ学生であるから。

子供を産んで育てるための生活能力がない。

あるいは相手と婚姻関係になることが難しいケースなど、未成年者の妊娠は特に、中絶手術を選ばざるを得ないことが多いかもしれません。

未成年の妊娠や中絶については賛否両論ではありますが、そうした立場の人たちは相談できる相手も見つけられず、一人で途方に暮れていることもあります。

ここでは、そのような未成年者が妊娠してしまい、そして中絶を考えることについて、取り上げてみたいと思います。

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未成年の妊娠と中絶

そもそも、未成年の妊娠や中絶が疑問視されるのは、何故でしょうか?

かつての日本では、10代で輿入れし、出産をすることはごく普通とみなされていましたね。

しかし、現在は20歳が成人と定められていることもあり、成人として満たない年齢の若者が妊娠して出産することや

中絶をすることは好ましくないという風潮が一部では浸透しています。

あるいは、そうした未成年たちが気軽に性交渉をし、避妊が完全ではないことから妊娠してしまった場合に安易な中絶を選ぶことで

若い体への負担や、将来本当に出産したいときの影響などが危惧されているようです。

たしかに、そうした問題は一つの正論ではあるでしょう。
ただしその一方で、望まぬ妊娠や子供を養っていく力のない状態での出産をしてしまったがために、その後の人生に大きな後悔を残してしまう場合もあります。

なかなか自分では責任を取れない立場であれば、あらかじめリスクを回避することは視野に入れておきたいことですが

それでも起こってしまった事態にどう対処していくかを考えていくことも重要になってきます。

未成年の中絶手術に親の同意書は必要?

未成年者が妊娠し、中絶を考えたときに多くの人にとって気になることの一つが、中絶手術を行う病院へ提出する同意書の問題ではないでしょうか。
通常の中絶手術では、手術を受ける本人と相手の男性の同意書の提出が求められます。
そして未成年での中絶手術では、親の同意書が必要であるということが一般的ですね。

ところが中絶を希望する未成年者の中では、できることなら親には内緒にしておきたいと考える人は少なくありません。
どうにかして親に知られずに中絶手術を受けられるか、そんな疑問を抱えている人をいろいろな場所で見かけます。

実際のところ、中絶手術を行う際に、同意書を必要としないクリニックは存在します。
こうした情報は、インターネットの口コミなどを探せば見つけることができるでしょう。

けれども、大多数の医院で同意書が必要とされる理由を、いま一度考えてみてください。

未成年者ということで、親の庇護下にあるというのが世間での認識です。

その親に無断で中絶手術を行ったがために、身体に今後にも影響するようなダメージを与えてしまった場合、患者の親からその責任を追及される可能性が発生します。

そうしたリスクを避けるためにも、多くの病院では親の同意書が必要不可欠になっているのです。

一人で悩まずに相談すること

未成年での中絶は、1人で解決するのは難しい問題です。
必ずしもパートナーが親身になり、共に責任を負ってくれるとも限りません。

また、中絶手術を行うためには、高額の費用も必要です。
中絶にかかる費用は手術を受ける時期によっても変わりますが、おおよそ10万円から30万円が相場とされています。
未成年者の立場でこれだけの金額を用意するのは困難でしょう。

このような状態の中でも、自分の両親に直接相談することができれば、その負担はグッと減ります。

あるいはどうしても親には言えないという場合でも、身近に相談できる対象がいないか、周りを見回してみてください。

たとえば学生であれば、校医に話を聞いてもらうこともできます。

また、多くの自治体やその他の機関でも、こうした問題について相談できる窓口はあります。

自分一人では思いつかなかった方法や、具体的に病院などを紹介してくれることもあるでしょう。

未成年の立場で中絶をするという選択は、気遣わしいものだと思います。

それでも誰か頼れる存在があるということは、精神的にもとても心強い事です。

どうか不安な気持ちを一人で抱え込んでしまわないようにしてください。

中絶手術はどこで受けるの?

中絶手術は「母体保護法指定医師」でなければ行う事が出来ません。

そのため「母体保護法指定医師」がいる病院(産婦人科)であれば受ける事が出来ます。

この指定医師は各都道府県の医師会によって審査や指名を行っていますが

何をもって指定されるかの明確な基準がない為、同じ指定医師だとしてもその技術や知識に関しては差があります。

そのため中絶手術を受ける病院は口コミや周りの人の話を聞いて評判の良い病院に行きましょう。

中絶手術を受ける病院を選ぶ際のポイントを記載します。

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手術方法

妊娠初期(妊娠11~12週未満まで)であれば「掻把法」と「吸引法」の2つの中絶手術の方法があります。

現在日本で広く行われているのは「掻把法」ですが、WHO(世界保健機構)で推奨されている「吸引法」を行える病院はそれほど多くありません。

より安全な「吸引法」を行えるかどうかは病院を選ぶ際の一つのポイントです。

手術の費用

中絶費用は基本的には自費診療になるので、病院側で自由に料金を指定する事が出来ます。

また費用は妊娠の時期によっても変わってきます。

妊娠中期になると入院も必要になり手術も本格的な準備が必要になりますので妊娠初期と比較すると倍以上になる事が多いようです。

妊娠の時期と手術費用の相場は以下の様になっています。

・妊娠初期(~12週未満まで) 7万円~15万円
・妊娠中期(12週目以上~12週未満まで) 20万~30万

女性医師がいるかどうか

女性医師だからといって男性医師よりも腕が良いという事は特にはありませんが

デリケートな部分の手術になりますので出来るだけ女性医師がいる病院が良いと思います。

手術だけではなく診察時にも女性医師であれば疑問に思った部分を聞きやすいですし、気持ちも理解してくれます。

妊娠中期でも受けられる病院

妊娠中期は初期に比べ母体への負担が非常に大きくなります。

そのため妊娠中期は受け付けていない病院も多くあります。妊娠中期に入って中絶を考えている人は妊娠中期でも手術をしてくれる病院を探さなければいけません。

口コミが良い病院

中絶手術は「母体保護法指定医師」によって行われますが、若い腕の未熟な先生もいれば経験豊かで腕も確かな先生もいます。

技術の腕にはばらつきがありますが、病院の外から見ているだけでは医者の腕を調べる事は出来ません。

そのため口コミサイトや周りの人で中絶手術経験がある人の話を参考にしましょう。以下病院の口コミを調べる事が出来るサイトです。

Caloo (カルー)
http://caloo.jp/reviews/search/all/b812

上記URLは「中絶」キーワードで検索した結果を表示したものです。口コミは2014現在の時点で32件程あり、地方の病院の口コミが多いようです。

口コミ病院検索QLife
http://www.qlife.jp/search_kuchikomi11?k=%E4%B8%AD%E7%B5%B6&x=0&y=0

上記URLは「中絶」キーワードで検索した結果を表示したものです。口コミは2014現在の時点で29件程あり、関東の病院の口コミが多いようです。

Yahooヘルスケア
http://medical.yahoo.co.jp/hospital/review/983722/

上記URLは「中絶」キーワードで検索した結果を表示したものです。口コミは2014現在の時点で7件程あり、関西の病院の口コミが多いようです。

その他

診察と手術を同じ医者が担当してくれるかどうかも一つのポイントとなります。一日の治療数が多い病院では複数の医師が持ち回りで手術をする場合があります。

また同じ理由で診察は女性の医師だったけど実際に手術するのは男性医師だったという話しもあります。

その他には早ければ早いほど中絶手術は費用が安くすみ安全なのですが、胎児が小さいからという理由で手術日を後ろ倒しにするような病院もあるようです。

これについては病院側の都合なので、このような事を言われたら他の病院を検討した方が良いと思います。

中絶手術はどんなリスクがあるの?

中絶手術を行う際に同意書にサインを行いますが、その同意書の中に以下のような事が書かれています。

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子宮穿孔

掻把法では鉗子(ハサミのような器具)を使って子宮内容物を取り出しますが、子宮の内壁は柔らかいため

子宮に穴を開けてしまう可能性があります。器具が子宮に穴を開けてしまうと、子宮の後ろにある腸を傷つけて

腸管壊死を起こす場合があり、その場合は緊急手術が必要になります。しかしこのようなことは滅多に起こりません。

子宮頚の裂傷

子宮筋腫がある場合子宮の管が硬く脆くなります。この状態で器具を使うと子宮の頸部に裂傷が起こる可能性があります。

感染症

手術で使われる器具は全て滅菌、消毒をおこなっておりますが、術後に子宮の頸部が閉じていない時に感染症を引き起こす事があります。

そのため術後は感染を抑える薬を処方しますので必ず正しく服用して下さい。

麻酔による事故

麻酔については術中に常に体の状況をチェックし呼吸、脈が正常に動作しているか確認していますが
稀に一時的に呼吸が止まったり心臓に異常が起きる事があります。

子宮内容物の残留

子宮内容物の摘出は手さぐりで行われるため術後一部の物が子宮内に残る可能性があります。子宮内に残留物があると
腹痛や出血が起きる事があるので再度手術を行う必要があります。

また妊娠中期では、麻酔は行いませんが通常の出産と同じリスクを伴います。

子宮からの出血多量

胎児が出た後は子宮は収縮して出血を止めようとしますが、胎盤の一部が残っていたり

胎児を摘出する際に膣や子宮頸部に裂傷が起きた場合にはなかかな出血は止まりません。

出血多量による失血死の可能性もありますが、現在の日本ではほとんど起きていません。

子宮破裂

子宮の破裂は滅多に起こりませんが、分娩時に子宮が自然に裂けてしまう事があります。

これらのリスクを理解した上で同意書にはサインを行うようにしましょう。

しかしこのような医療事故はどれくらい起きているのでしょうか。
1994年7月から2000年4月の約6年間の間に産婦人科の医療事故数476件あり、その中でも中絶手術の事故数は32件でした。

その中で半数以上の18件は子宮穿孔という統計が出ています。

実際にニュースになった事故では2008年2月14日の産経新聞のサイトで以下の様に報道されています。

中絶手術ミスで死亡と提訴 9千万円賠償請求
2008.2.14 23:47
平成17年に静岡市内の産婦人科クリニック(18年に廃院)で中絶手術を受けた同市の女性=当時(45)=が、医師のミスにより出血多量で死亡したとして、女性の夫ら遺族3人が14日、手術を行った女性医師に対し、約9300万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こした。
訴状によると、女性は17年9月12日、同院で中絶手術を受けていた際、被告のミスで子宮から出血、翌日に受けた出血を防ぐための子宮摘出手術でも大量出血し失血死した。
原告側代理人によると、被告の医師側は医療ミスで賠償責任が生じた際に適用される医師賠償責任保険による賠償を望んでいるが、保険適用を拒否されているという。
元院長は「訴状を見ておらずコメントできないが、死亡事故を起こしたので遺族にはできるだけのことをしたい」としている。

現在では技術が進歩しているため中絶手術での死亡事故というのはほとんど起きていないという事ですが

中絶の手術にはこのようなリスクがあると言う事をしっかりと理解した上で行う必要があります。

もしこれらのトラブルが起きると不妊の原因になったり、後遺症が残ったりしますので診察を受ける際にこのようなリスクがある旨を医者から伝えられた時に

(インフォームドコンセント)、不安な点や疑問を残らず確認しておきましょう。逆にこのようなリスクを伝えずに手術を行うような医師は信用しないようにしましょう。

中絶手術はどんなリスクがあるの?

中絶手術を行う際に同意書にサインを行いますが、その同意書の中に以下のような事が書かれています。

 

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子宮穿孔

 

 

掻把法では鉗子(ハサミのような器具)を使って子宮内容物を取り出しますが、子宮の内壁は柔らかいため

 

 

子宮に穴を開けてしまう可能性があります。器具が子宮に穴を開けてしまうと、子宮の後ろにある腸を傷つけて

 

 

腸管壊死を起こす場合があり、その場合は緊急手術が必要になります。しかしこのようなことは滅多に起こりません。

 

 

子宮頚の裂傷

 

 

子宮筋腫がある場合子宮の管が硬く脆くなります。この状態で器具を使うと子宮の頸部に裂傷が起こる可能性があります。

 

 

感染症

 

 

手術で使われる器具は全て滅菌、消毒をおこなっておりますが、術後に子宮の頸部が閉じていない時に感染症を引き起こす事があります。

 

 

そのため術後は感染を抑える薬を処方しますので必ず正しく服用して下さい。

 

 

麻酔による事故

 

 

麻酔については術中に常に体の状況をチェックし呼吸、脈が正常に動作しているか確認していますが
稀に一時的に呼吸が止まったり心臓に異常が起きる事があります。

 

 

子宮内容物の残留

 

 

子宮内容物の摘出は手さぐりで行われるため術後一部の物が子宮内に残る可能性があります。子宮内に残留物があると
腹痛や出血が起きる事があるので再度手術を行う必要があります。

 

 

また妊娠中期では、麻酔は行いませんが通常の出産と同じリスクを伴います。

 

 

子宮からの出血多量

 

 

胎児が出た後は子宮は収縮して出血を止めようとしますが、胎盤の一部が残っていたり

 

 

胎児を摘出する際に膣や子宮頸部に裂傷が起きた場合にはなかかな出血は止まりません。

 

 

出血多量による失血死の可能性もありますが、現在の日本ではほとんど起きていません。

 

 

子宮破裂

 

 

子宮の破裂は滅多に起こりませんが、分娩時に子宮が自然に裂けてしまう事があります。

 

 

これらのリスクを理解した上で同意書にはサインを行うようにしましょう。

 

 

しかしこのような医療事故はどれくらい起きているのでしょうか。
1994年7月から2000年4月の約6年間の間に産婦人科の医療事故数476件あり、その中でも中絶手術の事故数は32件でした。

 

 

その中で半数以上の18件は子宮穿孔という統計が出ています。

 

 

実際にニュースになった事故では2008年2月14日の産経新聞のサイトで以下の様に報道されています。

中絶手術ミスで死亡と提訴 9千万円賠償請求
2008.2.14 23:47
平成17年に静岡市内の産婦人科クリニック(18年に廃院)で中絶手術を受けた同市の女性=当時(45)=が、医師のミスにより出血多量で死亡したとして、女性の夫ら遺族3人が14日、手術を行った女性医師に対し、約9300万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こした。
訴状によると、女性は17年9月12日、同院で中絶手術を受けていた際、被告のミスで子宮から出血、翌日に受けた出血を防ぐための子宮摘出手術でも大量出血し失血死した。
原告側代理人によると、被告の医師側は医療ミスで賠償責任が生じた際に適用される医師賠償責任保険による賠償を望んでいるが、保険適用を拒否されているという。
元院長は「訴状を見ておらずコメントできないが、死亡事故を起こしたので遺族にはできるだけのことをしたい」としている。

現在では技術が進歩しているため中絶手術での死亡事故というのはほとんど起きていないという事ですが

 

 

中絶の手術にはこのようなリスクがあると言う事をしっかりと理解した上で行う必要があります。

 

 

もしこれらのトラブルが起きると不妊の原因になったり、後遺症が残ったりしますので診察を受ける際にこのようなリスクがある旨を医者から伝えられた時に

 

 

(インフォームドコンセント)、不安な点や疑問を残らず確認しておきましょう。逆にこのようなリスクを伝えずに手術を行うような医師は信用しないようにしましょう。

掻把法

104-1

掻把法は正式名称を拡張掻把術(Dilation and Curettage)と呼ばれる外科的中絶手術の事です。D&Cと略される事もあります。

 

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使用する機器

 

 

・ラミナリア桿

104-1
ラミナリアとは海藻の一種で、ラミナリア桿はこの海藻を原料とした棒状の道具です。
通常は3mmから5mmの太さですが水分を吸収すると2~3倍に膨らむ性質があるため、子宮口に挿入し膣の分泌液
を吸収させ子宮口を広げます。画像の右側が水分を含む前のラミナリア桿で左側が水分を吸った後です。

 

 

・胎盤鉗子

104-2
ハサミのような形状をしており、子宮内容物をつまみ出す道具です。

 

 

 

・キュレット

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スプーン状の形状をしており、子宮内容物を掻きだす道具です。

 

 

 

手術の方法

104-4

 

 

 

この方法は痛みを伴うために前処置として麻酔を行ってから開始します。

 

 

麻酔が効いて患者が眠りについたらまずラミナリア桿を子宮口に差し込みます。

 

 

ラミナリア桿は3mmから5mm程の太さですが子宮口は通常これも通らないほどの狭さになっているので無理やり差し込むような形になります。

 

 

膣内の分泌液を吸収したラミナリア桿は2~3倍に膨れ薬指程度が通れるようになるくらいまで子宮口を広げます。

 

 

この広がった子宮口から胎盤鉗子を差し込み子宮の内容物をつまみ出します。

 

 

大きな子宮の内容物を胎盤鉗子で取り除いた後に、残った部分をキュレットを使って掻きだします。

 

 

内容物が残らないように何度もこのキュレットで掻き出しを行います。

 

 

子宮内は外からは見えないのでこれらの作業は手探りな状態で行われます。

 

 

全ての内容物を掻き出したら超音波検査で内容物が残っていない事を確認し手術は完了です。

 

 

手術の時間

 

 

10分~15分程度

 

 

掻把法のメリット

 

 

妊娠10週目を越えても妊娠初期であれば手術可能です。もう一つの中絶手術方法である吸引法は妊娠10週目を越えると行う事が出来なくなります。

 

 

掻把法のデメリット

 

 

胎盤鉗子やキュレットを差し込むため、子宮口を大きく広げなくてはならないため負担が大きくなります。

 

 

また手探りの中でキュレットを用いて子宮内容物を掻き出す必要があるために子宮内膜を傷つけたり子宮に穴を開ける子宮穿孔を起こすリスクが吸引法よりも高いと言えます。

 

 

掻把法の現状

 

 

掻把法はシンプルで特別な機械などは必要がないために古くから使われてきた中絶手術です。
しかしデメリットで述べたように手探りで子宮内部を掻き出すので傷をつけたり穴を開けてしまうリスクがどうしてもあります。
その後WHO(世界保健機構)でもこのリスクを指摘し吸引法が現れたことから”他に安全な方法が使用できない場合に使う”と位置付けられたが

 

 

その後可能な時期であれば吸引法を使った方が良いと言う事を勧告しています。
しかしながら日本では今だ掻把法が主流です。その背景には吸引法には専用の機器が必要であるという事と

 

 

既に掻把法で慣れてしまった医師が吸引法を使いたくないという事があげられます。

吸引法

吸引法(Vacuum Aspiration)はVAと称される外科的中絶手術の事です。

 

 

吸引法には手動で行われるMVA(Manual Vacuum Aspiration)と

 

 

専用の吸引機械を使ったEVA(Electronic Vacuum Aspiration)の2種類の方法があります。

 

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使用する機器

 

 

・手動吸引器

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注射器の先端が鍼ではなくチューブになっているような機器で、このチューブを子宮内部に挿入後、注射器を引く事によって子宮の内容物を吸引します

 

 

・電動吸引器

機械的に真空を作る機械と、そこに接続するチューブがついています。チューブの先端の金属の管になっています。

105-2

 

 

 

病院によってはより柔らかく柔軟で安全な使い捨てのプラスティック製のチューブを使う所もあります。

 

 

このプラスティック製のチューブは金属のチューブに比べて子宮内膜を傷つけたり穴を開ける(子宮穿孔)が起こりにくいというメリットがあります。

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電動吸引器では手動吸引器に比べて吸引力が強く、吸引力の強さも調整が可能です。

手術の方法

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手術前に静脈に点滴を刺し、そこから麻酔を投与します。患者が眠ったら子宮へチューブを挿入します。

 

 

このチューブの先端は細くなっているため特に前処置としての子宮拡大(ラミナリア桿など)を行わない所が多いようです。その後、吸引を行い子宮内容物を取り除きます。

 

 

 

手術の時間

 

 

10分~15分程度

 

 

吸引法のメリット

 

 

細く安全なチューブを挿入し、ぐりぐりと動きまわさず吸引するので子宮内膜や子宮口への出血や子宮穿孔のリスクが掻把法と比較して少なく

 

 

手術が終わった後の痛みなど母体の負担も少なくてすみます。

 

 

吸引法のデメリット

妊娠10週目を越えるような場合は胎児が大きくなっており、吸引法では中絶出来ない可能性があります。

 

 

また、使い捨てのチューブを使っていない場合は感染症を防止するために消毒や滅菌を行います。

 

 

この消毒や滅菌には数時間が必要になるため、一日に行える中絶手術は2~3回くらいです。

 

 

吸引法を取り扱っていない病院自体も多くない為、現在の日本では予約を取りにくいという事も言われています。

 

 

また掻把法と比較して手術費用が若干高めという傾向があります。

 

 

吸引法の現状

WHO(世界保健機構)が2012年に出している「安全な中絶」で掻把法から吸引法または薬による中絶に切り替えるように勧告が出ているように

 

 

世界では薬または吸引法による中絶手術が主流になっています。(薬による中絶は現在日本では行う事が出来ません)。

 

 

その理由としてはより簡易な操作で行えるために子宮内膜や子宮口へ傷をつけてしまうリスクが少ない事が挙げられます。

 

 

しかし日本ではまだ吸引法を行わない病院が多くあります。その理由を調べると「熟練した医師であればどちらの方法でも安全」であったり

 

 

「チューブを使いまわすような感染症のリスクがある吸引法は使わない」と説明しています。

妊娠中期の手術法

 

妊娠中期の手術は胎児が大きくなっているために分娩と近い形で摘出、つまり強制的に出産させる方法をとります。

 

 

この時期には子宮口は小さく妊娠中期の胎児が通れる大きさではないので子宮口拡張を行います。

 

 

その上で陣痛を誘発する薬(プロスタグランジン製剤)を使って強制的に出産をさせる方法を取ります。通常の分娩と同じように2泊3日以上の入院が必要になります。

 

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使用する機器

 

 

・ラミナリア桿

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水分を含むと膨らむ性質のある海藻ので出来た棒です。太さは3mmから5mmですが、水分を含むと9~15mmになります。
この棒を子宮口に挿入し、水分を含ませて子宮口を拡大します。このラミナリア桿は妊娠初期で行われる掻把法でも使われます。

 

 

・陣痛促進剤

106-1
人間に陣痛を誘発する2つのホルモンがあります。一つはオキシトシンというホルモンでもう一つはプロスタグランジンです。

 

 

このホルモンを人工的に生成したものが陣痛促進剤であり膣の中に投与されます。投与後しばらくすると陣痛が始まります。

 

 

手術の方法

106-2
まず妊娠中期の中絶手術は麻酔は使いません。

 

 

その理由としては通常の分娩と同じように子宮を収縮させる必要があるのですが麻酔を行うと子宮が弛緩、つまり力が入らないために収縮せず分娩が出来ないからです。

 

 

そのため意識も痛みも感じる状態での手術になります。

 

 

妊娠中期の子宮口は小さく胎児を分娩するには狭すぎるために子宮の拡張をおこないます。

 

 

妊娠初期でも同じように子宮の拡張を行うためにラミナリア桿を使いますが

 

 

妊娠中期はこのラミナリアを始めに5本から7本程度挿入し、数時間後さらに倍の10本から15本程挿入し子宮口を広げます。

 

 

(使うラミナリア桿の太さや膨らむ大きさによって何本になるかは変わりますが、子宮口が5cm程度に広がるように拡張します)この時に痛みが発生します。

 

 

これを入院1日目に行います。最後のラミナリア桿を入れたら翌日の手術が終わるまで飲み食いは禁止となります。

 

 

翌日に子宮口の大きさを確認し手術可能な大きさになっていたら陣痛室に移動します。

 

 

ここで膣の中に陣痛促進剤を入れて陣痛が来るのを待ちます。しばらくすると陣痛が始まり鈍い生理痛のような痛みが起こります。

 

 

その後分娩室に移動し胎児を摘出します。摘出後に点滴で痛み止めや眠剤を投入し子宮に残った内容物を取り出します。

 

 

手術の時間

 

 

最低2泊3日(子宮口が開かなかったり、術中のトラブルなどが起こるとこれよりも長くなります)

 

 

【内訳】
前処置 1日【1泊】
手術当日 1日【1泊】
手術後 1日

 

 

妊娠中期の手術後

 

 

手術が終わった後は次回の検診の日程を決めて退院となります。
基本的に通常と同じように生活が出来るようになりますが2、3日は安静にする方が良いでしょう。

 

 

4週間ほどは胎盤が剥がれた際の子宮内容物が生理以上に出るようになります。

 

 

また感染症の防止用の薬や子宮を元の大きさに戻す薬も処方されるので医師の指示通りに服用するようにします。

 

 

妊娠中期の手術の現状

 

 

日本では陣痛促進剤を使った出産を行いますが、海外では拡張除去術(D&E)と呼ばれる外科手術を行うか、中絶薬を使った処置を行います。

事前に知っておきたい中絶手術の事

中絶手術は妊娠初期と妊娠中期で異なります。

 

 

妊娠22週以降の中絶手術は母体保護法によって禁止されているので行う事は出来ません。

 

 

妊娠初期の中絶手術

 

 

妊娠初期で行える中絶手術は「掻把法(ソウハと読みます)」と「吸引法」の2種類の方法があります。
「掻把法」は拡張器具を使って子宮口を広げ、そこから鉗子(ハサミのようなつまむ器具)を使い子宮内容物をつまみ出します。

 

 

残った子宮内容物をスプーン状の器具を使って掻きだすという方法です。現在の日本ではこの「掻把法」が中絶手術の主流となっています。

 

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妊娠初期のもう一つの方法は「吸引法」です。「吸引法」は金属のチューブを子宮口に挿入し、吸引器を使って子宮内容物を吸引します。

 

 

吸引器には手動で行う注射器状の物と電動の吸引機械がありますが、現在はほとんどが電動の吸引機械です。

 

 

初期妊娠の中でも8週目くらいまでであればこの「吸引法」を行う事が出来ます。

 

 

この方法では同じ金属のチューブを使うので感染症の防止のための消毒や滅菌に時間がかかります。

 

 

そのため一日に2件程しか手術を受けられない事と、吸引器がある病院自体がそれほど多くない事から予約を取りずらいという特性があります。

 

 

掻把法と吸引法の比較

掻把法 吸引法
特徴 胎児鉗子と呼ばれるハサミのような器具で子宮内容物を引き出し、キュレットと呼ばれるスプーン状の器具で更に残った内容物を手探りで取り出す。この器具が入れるほどの大きさ(薬指一本分)くらまで子宮口を広げる必要があるためラミナリア桿と呼ばれる棒で子宮口を拡張する 先の細いチューブを子宮口から挿入し子宮の内容物を吸引する。チューブ自体は太くないため前処置としての子宮拡張は行わずに実施する事が多い。WHO(世界保健機構)でも推奨されている安全な初期妊娠の中絶sy
手術時間 10~15分 10~15分
手術時期 妊娠12週頃まで(病院によって多少異なります) 妊娠10週頃まで(病院によって多少異なります)
痛み 麻酔をするため術中の痛みは特に無し 麻酔をするため術中の痛みは特に無し

 

それぞれの詳細な方法はこちらのリンクをご確認下さい。
掻把法の詳しい説明

吸引法の詳しい説明

 

 

どちらの中絶手術が良いのか

 

 

熟練した医師ではどちらの方法でも安全と言われています。しかしWHO(世界保健機構)では以下の様に「吸引法」を推奨しています。

 

 

過去25年間の臨床試験により、第一トリメスターの不全流産および誘発流産のどちらでも、真空吸引が最も安全な手法であることが確認された

 

引用:中絶の合併症-予防と治療のための技術管理ガイドラインより

 

 

「吸引法」には電動の吸引機械が必要になるため、置いていない病院では受ける事が出来ません。

 

 

「掻把法」はその術式の特性から子宮内を傷つけてしまう可能性が少なからずあるため受ける事が出来るのであれば「吸引法」の方がより安全だと言えます。

 

 

妊娠中期の中絶手術

 

 

妊娠中期の中絶手術では胎児が大きくなっているために「掻把法」や「吸引法」で取り出す事が出来ません。

 

 

そのため人工的に出産させる手術を行う事になります。初期妊娠と異なり入院が必要になります。

 

 

妊娠中期の中絶手術はそのリスクの高さから行っていない病院も多くあります。

 

 

手術の方法としてはラミナリアと呼ばれる海藻で出来た長さ5cmほどの棒(水分を吸収し子宮の中で膨らみます)で子宮口を広げます。

 

 

入院してから徐々にその数を増やしていき回数を分けて最終的には数十本を入れる事もあります。通常子宮口はこのラミナリアは1本も入らない大きさです。

 

 

そこに無理やり挿入する形になるので鈍い痛みがあります。

 

 

子宮口が十分な大きさに広がったら分娩室に移動し「陣痛促進剤」を使って人工的に陣痛を起こさせ出産します。

 

 

この手術は出産するための筋肉を麻痺させる事が出来ないため、麻酔も行いません。

 

 

そのため出産時には痛みもありますし、出血もします。出産後は点滴から麻酔を流し込み、残った内容物を「掻把法」の要領で取り出します。

 

 

詳細な方法はこちらのリンクをご確認下さい。